2012年10月29日
本日ご紹介のお客様は、週末の日曜日、秋の「お月様」を肴に皆でご飯会!in東京芝とうふ屋うかい!! にご参加下さいましたY様です。 「とうふ屋うかい」さんは東京タワーの真下にある素敵な日本家屋にお庭の綺麗なお料理屋さん。
残念ながらお月様には会えず雨の夜となりましたが、東京タワーに降る雨はちょっと幻想的♪
こんな日にも素敵に江戸小紋姿でご登場下さいましたY様。
誠にありがとうございました。
早速ご紹介いたしますお着物は
「紫紺色、竹節文様 江戸小紋」
色々悩まれてお選び下さった「竹節」文様は、タテのラインがとても美しく、すっきりと着こなせる逸品で当店でも人気の文様のひとつです。 紫紺(しこん)の粋な紫も、かっこよく映えます。
何しろY様は紫色が大好き!! 写真ではわかりづらいのですが、この日は半衿も薄紫で、とってもお洒落です。お月見会という名目でしたので、帯には兎を連れて来て下さいました。
わかりますでしょうか?月の兎がほんのり浮かぶ可愛いデザインです。粋な計らいが素敵ですね♪
とてもほがらかで可愛いらしいY様は、実はお着付けの先生でもいらっしゃいます。なるほどなるほど着こなしもピシッとカッコ良くて素敵ですね~!!
ところで近頃のY様のマイブームは「文楽」を鑑賞されることだそうです。
最初は眠くて仕方ないなと思った文楽、でも近頃では、その人形の美しさや衣装の素晴らしさもさることながら、その物語の登場人物たちのキレイ事ではすまされないリアルなの人間の業のようなものが、時として心の琴線にふれると涙があふれるとのこと。。。
Y様がニコニコと文楽の魅力を語られるご様子を拝見しているだけで、その計り知れない未知なる魅力に引き込まれそう~ぜひ私もそのうち機会を見つけてその世界に足を踏み入れてみたいと思います。
そしてお食事会の最後に、Y様が「折形」をご披露ご伝授下さいました。 「折形(おりかた)」とは、「平安時代から続く日本の伝統礼法の一つで、贈答品の包み、赤飯に添えるごま塩包み、香包み、金包み、扇包み、のし包みなど、それぞれの紙の折り方が、各家や流派によって伝承された」のだそうです。
この日は「お月見」をテーマに、兎ちゃんの箸置きのつくり方を教わりました。
ちょっとお酒がまわりはじめた頃で、やや不出来ではありますが、みんな上手に出来ました!
思いがけず、ささやかな伝統文化に触れることができ楽しい夜でございました!!
文楽も折形も、もっともっとその奥を覗いてみたい気分です。
Y様、この度は誠にありがとうございました。
※竹節文様HPではこちらにて→http://www.someichie.jp/SHOP/order1710.html
そうそう、実はY様のお着物、八掛も型染めなのですが、店長ときたら・・・写真を撮るのを忘れてしまいました(汗; 当店では八掛も表地を染めるのと同じ職人さんが型染めでお染めしています。この日のY様の竹節には、「雪月花」の文字が踊る紫紺色の八掛をお付けしています。
※詳細はこちら→http://www.someichie.jp/hpgen/HPB/entries/73.html
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