2019年7月27日
まもなく暦は8月となります。一年でもっとも暑い季節ですが、お着物ライフはいかがお過ごしでしょうか?
本日は、夏の絽に染めた江戸小紋、涼やかな美しい着姿をご披露下さいましたお客様をご紹介させて頂きます。
絽江戸小紋「小桜通し文様」
お客様にご注文を頂いてからお染めする“おあつらえ江戸小紋”「小桜通し」文様です。盛夏の季節の江戸小紋はハリのあるサラリとした「絽」の生地にお染めしています。
桜の花が規則正しく並ぶ愛らしい文様です。江戸小紋の桜は抽象的なデザインでもあることから、季節に係わりなくお召し頂くことができます。
この度は盛夏の「絽」のお着物ということで、水色をお選び下さいました。涼感たっぷりの美しい染め上がりと可憐な桜、まるで氷水の中に浮かび上がるように、ヒンヤリと心地よく笑顔で並んでくれています。
お客様のY様は、ちょこっと表参道まで!なんて気軽にはご来店頂けないご遠方からのお客様です。でもこの日は、関東に嫁がれたお嬢様のところの初孫ちゃんの「お食い初め」の日!でございました。そんな大事な記念行事の日、ちょっとその前に~♪なんてお立ち寄り下さったのです。
お着付けはホテルにて!このところお着付け教室へ熱心に通われて、まだお着物はじめのY様ですが、なんと旅先でもこの着姿!!
紅白の帯締めが素敵なこの日にピッタリで、コーディネートを華やかに結んでくれています。
帯は織楽浅野謹製の夏名古屋帯「彩雲」です。
「この帯、今つくっている夏の江戸小紋に似合いそうですよね?」
お着物のお誂え染めをさせて頂いている最中に、当店ブログにてご紹介しておりました帯をお気に召して下さり、遠くからお電話を下さったのです。
実物を合わせて見なくても、頭の中で上手にイメージを重ね合わせて下さる素敵なセンスはもうすっかりお着物通さんの仲間入りです(*^^*)
そしてこちらのお揃いのがま口ポーチは、Y様の手作りです❣ 余った残布を使ってこんな可愛いポーチをお作りになられたのです。
残布をどうするか・・・大方の皆さまは大事にタンスの中にコレクション頂いていることと思いますが、こんな素晴らしいリメイクをして下さいました。お着付教室のお仲間にも大評判とのことで、何しろご旅行やお稽古に、こまごました身の回り品をサクッと収納できる優れもの、しかもお手製♪余すことなく楽しんで頂けることに、とっても感動いたしました(#^.^#)
実はこの日の出がけには、ご主人様が「え~っ!着物で?」なんて随分と驚かれたとのことですが、いえいえ、だって、こういう時こそお着物の出番です!
この後、お嬢様にはとても好評で「可愛い~ステキ~♪」と褒めて頂けたとのこと、お着物にされてホント良かったです(*^^*)
今回はちょっとドキドキされたご主人様ですが、これからはきっと「あれ?今日は着物じゃないの?」なんておっしゃられるようになりますね。
着るほどに親しむほどに着こなしは心地よくなり、お着物ライフはどんどん楽しくなるものでございます。
ご家族の節目の行事はもちろんですが、お稽古仲間さんやご友人とのお食事会や観劇、たまには大事な方とのデートや、そして楽しいご旅行にも、素敵な思い出のページを飾るお着物のある暮らし、どうぞご自分らしく気持ちよくお楽しみ下さいますように(*^^*)
Y様、この度はご遠方からお立ち寄りを下さり誠にありがとうございます。季節の移り変わりとともに、可愛いポーチコレクションもまた楽しみにいたしております。
※江戸小紋「小桜通し文様」こちらの専門サイトにてご案内しています⇒こちら
*お知らせ*
お店では、お客様おあつらえ写真集にご登場頂けますお客様をお待ちしております。どうぞぜひ、おあつらえ下さいましたお着物で、遊びにいらして下さいませ!!または、ご着用のお写真をお送り下さいましても嬉しいです。(お顔NGの場合はそのようにさせて頂きますのでご安心を)楽しみにお待ち申し上げております。
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