2018年12月19日
2018年も残り少なくなりました。気忙しい頃ですが、でも年末年始は楽しいお出かけの増える季節でございます。皆さま楽しんでいらっしゃいますでしょうか?
この度は、寒空にも清々しい、爽やかコーディネートの素敵なお客様をお迎えいたしました。コートからお着物や帯まで素敵なコーディネートをご紹介させて頂きます。
道行コート「友禅小紋“市松松葉ぼかし”」
友禅染めの小紋地でおつくりした道行コートです。昨年のコート展の際に、普段に気軽に着られるコートが良いな!とのことで、お選び頂きました小紋地をコート仕立てにさせて頂きました。爽やかなグレー地にホワイト&ブルーの松葉ぼかしが美しい小紋地です。さりげないけれどモダンでおしゃれなコートが煌きの街に映える季節です。気軽なコートを!のご期待どおり、こちらのコートはとっても出番の多いコートになりました。ありがとうございます。
実は、お客様はこちらの小紋地の残布で帯のオーダーも頂戴いたしました。小紋でコートをおつくりすると残布がとても多く残ります。残布でバッグをお作りになる方もありますが小柄なお客様にはうんと長い残布ができました。そして六通柄の名古屋帯をお作りしています。この色柄の染め帯、ちょこっとイメージしてみてくださいね、普段のお着物にコーディネートのしやすい素敵な帯ができましたのです(*^^*)
そして、この日のお着物と帯は
下井紬×太子間道
お着物は、長野県飯田市の染織家下井伸彦さんが手掛ける紬織物「下井紬」、紬織物ですが、丸なまこ織という「綾織」のため、やわらかな地紋が心地よいドレープ感もあるとてもお洒落なお着物です。
お客様の下井紬コーディネートは今年の春にもご紹介をさせて頂きました。春には木綿の爽やかな帯を合わせて下さいました⇒春のご紹介記事はこちら
今回は、ほっこりとした「太子間道」の帯をコーディネート。同じお着物なのに帯次第で表情を変え気分も変わり、そして季節に寄り添う素敵なコーディネートです。
「太子間道」の帯は、経糸には紬糸、緯糸には苧麻(ちょま)、引箔、ビス糸を持ちいて、独特の風合いを感じさせてくれます。手にするとその軽さと情緒たっぷりの風合いや色柄にしばし引き込まれそうな逸品帯です。京都の手織り工房でこだわり抜いて作りこまれた作品。なるほど締めやすくとてもお気に召して下さいました。
紬織物の中でも優しい光沢とお洒落感のある下井紬に、手間をかけた風合い豊かな織の帯とのコーディネート、お着物コーデならではの楽しみです。
そして熟練の人の手により織り出される、伝統の美しさをまとう幸せ、お着物通ならではの素敵な幸せです(*^^*)
いつもお店では、色々なお着物や帯をコーディネートしてご紹介しておりますが、お客様ごとにお好みやセンスも違い、時々ハッとするような素敵なコーディネートをご披露下さる皆さまにうんと楽しませて頂いております。
K様の素敵なセンスは、帯揚げや帯締めに至るまで、いつも惚れ惚れとさせて頂いております。何しろそれがまた、とても気軽で気負いなくお好きなアイテムをさりげなく身にまとわれるところが見事なのです。
時々コーディネートが難しい・・・なんてお声をお聞きいたしますが、まずはどうぞ皆さま、お好きなお色柄をまずは身に着けてみませんか?雑誌の中のモデルさんにならなくても、ご自身が心地よいことが最優先、鏡の中で笑顔がこぼれたら、それが正解ですね。
K様、いつもワクワクするような着姿をご披露下さり、気さくにおしゃべりにもお付き合い下さり誠にありがとうございます。また、四季折々の素敵な着姿にお目にかかれますのを楽しみにしております。年末年始、華やぎの季節もどうぞ楽しいお着物ライフをお過ごし下さいませ。ありがとうございます。
*お知らせ*
お店では、お客様おあつらえ写真集にご登場頂けますお客様をお待ちしております。どうぞぜひ、おあつらえ下さいましたお着物で、遊びにいらして下さいませ!!または、ご着用のお写真をお送り下さいましても嬉しいです。(お顔NGの場合はそのようにさせて頂きますのでご安心を)楽しみにお待ち申し上げております。
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