単衣の極鮫「すみれ色」単衣の極鮫「すみれ色」

2018年5月29日

単衣の極鮫「すみれ色」

いよいよ梅雨入り間近の5月下旬となりました。今年は春から暑い日が多く、5月は多くの方が単衣のお着物をお召しになられました。

本日のお客様は、五月晴れの日差しに映える美しい着姿、今年の初単衣をお披露目下さいました。

江戸小紋「極鮫」すみれ色

江戸小紋の「極鮫」文様は、鮫文様の中で最も微細な文様です。

そのため、光を集めて放つ艶やかな美しさはどんな柄にも勝るもので、江戸小紋の美の極致と言っても良いのではないかと思います。

お外の光の中では、透明感のある美しい佇まいが大変に魅力的で、店内で拝見するよりも、うんと上品な羽衣のようなふんわりとした優しさを感じさせてくれます。

また「極鮫」は帯あわせ次第で、お茶会などのフォーマルなお席~お食事などのカジュアルシーンまで幅広くお召し頂けるお着物ですので、何気ないお買い物やお出かけにも、お気に入りの帯をあわせてお楽しみ頂けます。

よほど近づかないと、その微細な文様を目視することができないほどですが、アップにするともう気の遠くなるような手技の美しさに惚れ惚れいたします。この小さな点々が鮫状に精緻に染め上がっているという、何度見ても美しい極鮫でございます。艶感も光沢感も、この文様が作り上げる美しさなのです。

お客様のN様は、つい先ごろまでお茶のお稽古を楽しんでおられましたが、現在はちょっぴり休憩中!お茶席に重宝する極鮫ですが、お着物を楽しむ機会はお茶席ばかりではありませんね。ちょこっとお買い物に、お友達やご家族とお食事に、お着物でお出かけすると気分も良くて、同じ景色も華やいで見えてくるから不思議ですね。

この日コーディネート頂いた帯は、友禅染め名古屋帯「文庫」です。はんなりとした友禅のタッチは美しい極鮫のお着物にとても良く似合います。後姿もとても素敵(*^^*) グレーな街の景色の中に、可憐に咲く一輪の花のような美しさです。

江戸小紋の「極」と名の付く文様や「万筋」などの微細な文様は、江戸小紋の真髄ともいえる作品でございます。ここまで細やかな文様の型紙を彫ることも、そして染めることも、長年修行すればできるというものではなく、熟練の修行に加えて職人さんとしての手技のセンスも必要とされるもの。

単なる無地のお着物とは全く異なり、お召しになる方にピタリと寄り添い、動く度にその美しい光沢を放つ様子は、これはもう、こうした微細な文様を手技で仕上げる江戸小紋でしか、実現することができないものなのでございます。

秋に向けて、またどうぞゆっくりお誂えのご相談に、お待ちしております。

N様、この度は「極鮫」!「すみれ色」が大変お似合いで、お見送りしながらドキドキいたしました(^^♪これからもどうぞ季節の帯や小物をあわせてお楽しみ下さいませ。ありがとうございます。

 

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