極型の大小あられ極型の大小あられ

2021年10月28日

極型の大小あられ

この度ご紹介いたしますお客様は、コロナ禍直前に、おあつらえを下さいました江戸小紋、このほど、やっとご披露下さいました。

お抹茶のようなしっとりとした利休茶色で染めた、「極」型の大小あられ文様です。

秋が深まり、ようやく袷が心地よくなった10月、久しぶりにお会いすることができ、送りだしたお着物をお召しの姿を拝見して、ちょっぴりウルウルしてしまいました。

江戸小紋「大小あられ」文様は、空から舞い落ちる氷の粒を「霰(あられ)」に見立てて、大小の点々を敷き詰めた文様です。当店では粒の大きさで4パターンの大小あられ文様をご紹介しておりますが、こちらは最も細かい「極」という型で染めています。

近くに寄らないとわからないほどの微細な文様ですが、ハラハラと舞う可憐な粒の、美しい情景が心に沁みる文様です。

こっくりとした、味わい深い色合い、やさしい利休茶色は、小柄で可愛らしい雰囲気のお客様に、とても良く似合いました。

たとう紙を開いた時には、ちょっと地味かなと思ったけれど、とのことでしたが、意外にも、お日様の光を浴びると、穏やかなやわらかさが心地よく馴じみます。

この日は、東京友禅作家「染谷洋」さんの染め帯を合わせて下さいました。お客様はかねてより、染谷先生の大ファンでいて下さり、作品はもちろん、お客様のお気持ちのこもったオーダー作品もおつくりしてまいりました。(オーダーにてお染した染谷洋さんオリジナル染め帯のご紹介⇒こちら)

やや茶味がかった利休茶色のお着物に、焦げ茶の染め帯が良く似合う、秋色のコーディネートが仕上がりました。

一色染めの江戸小紋は、作家さんの個性あふれる染め帯や、季節を華やかに描いた染め帯など、大好きな帯を色々コーディネート頂けるのも嬉しいお着物です。

お客様のN様とはじめてお目にかかったのは、もう8年も前のことになります。思えばその頃に中学生でいらしたお嬢様は、この春社会人になられたとのこと。お客様の台帳の最初の日付が2013年8月であったことを目にして、なんとも長い期間、折に触れてお出かけ下さいましたことに、胸が熱くなってしまいました。

ずっとお母様の介護をされながら、子育てや家事をこなされて、そして合間をぬって、趣味のお着物を楽しんでこられました。コロナ禍でお会いできなかった間には、髪をのばされて、色っぽいアップになさっておられることにも感激です。一年一年と、何も変わらないように思いましても、こうして振り返ると、本当に色んなことがありましたね、なんてシミジミいたします。

しかし、まだまだ、道半ば。これからは、もう少し自由に、お着物ライフを楽しんで頂けるお年頃でございます。

コロナのおかげで、一度も身にまとっておられない帯などもあるとのこと、どうぞぜひ、ゆっくりと、これからのコーディネートも色々とお楽しみ頂けましたら嬉しいです。

ぜひまたどうぞ、ぶらりと遊びにいらして下さいます日を、いつも楽しみにお待ちしております(*^^*)

*お知らせ* 
 お店では、お客様おあつらえ写真集にご登場頂けますお客様をお待ちしております。どうぞぜひ、おあつらえ下さいましたお着物で、遊びにいらして下さいませ!!または、ご着用のお写真をお送り下さいましても嬉しいです。(お顔NGの場合はそのようにさせて頂きますのでご安心を)楽しみにお待ち申し上げております。

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