2015年11月10日
お着物日和の秋の週末に、またまた素敵なお客様をお迎えいたしました。
いつもは素敵な江戸小紋のコーディネートをご披露下さって、こちらの「お客様おあつらえ写真集」でもお馴染みのマダムA様の新作コーデ♪ 本日はシックに可愛らしく「蒔糊染め」付下げ小紋のコーディネートをご披露下さいました。
鮮やかな帯との華やかなコーディネートは、さすがマダムA様、いつも惚れ惚れいたします。
(下の画像はクリックで拡大します)
付下げなので、裾に向かって蒔糊が混み合って、素敵な染上がりを魅せてくれます。
まずは、蒔糊(まきのり)のご説明を少し。
「蒔糊(撒糊)」は、その名の通り糊を撒いて染める技法です。竹の皮などに防染糊を塗って乾燥させたものをはがして砕きます。するとモザイクのようなカクカクした細かい形になります。それをぬらした布地の上に撒き散らします。その上から染料をかけると、糊の部分だけが染まらず、白い点模様ができるというわけです。
今回ご紹介の付下げ小紋は、そのカクカクした細かい糊に紫色の濃淡色の染料をまぜた色糊を多く使っています。その上から淡いグレーベージュの染料をかけているので、色のない白いカクカク、紫濃淡色のカクカクが撒き散らされた可愛いデザインの付下げ小紋が仕上がります。
さらに、ところどころのカクカクさんを金彩でくくってインパクトを付け足しています。
付下げ小紋ですので、裾に向かってカクカク柄が混み合うようにデザインしてあり、上品で可愛らしくてさりげない素敵なデザインです。
昨秋に入荷した際、ぶらりと遊びにいらして下さって、一目でお気に召して下さり、今回のコーディネートもマダムならではの華やかなで美しい着こなしを完成させてくださいました。
あわせて頂いた染め帯は、なんとも鮮やかな「天色(あまいろ)」に細やかな職人技の光る金彩が見事な帯です。濃い紫の帯締めに、キラキラする帯締めをあわせて、素晴らしいマダム流のコーディネートにうっとりします。
実は、お着物は蒔糊だけじゃない!マダムオリジナルのご注文で、金で花文を散らしています。最初の画像の襟元、そして、裾にも三箇所。最初からこの花文が染められていたわけではなくて、これはもうマダムのオリジナルアイデア!大きさを微妙に変えてちらした花文が、蒔糊の吹雪の中にキラキラと輝いて、まるで物語の舞台の一コマのようになりました。
お着物をこよなく愛して下さる、マダムならではのこだわりでございます☆彡
いつも、この「お誂え写真集」にも快くご協力下さるマダムは、とってもお茶目で可愛らしいんです。付下げだからお袖も見せてくださいますか?なんて勝手な注文にも笑顔で応えてくださいました。
実はこの日は指先までコーディネートがバッチリなんです。よーく見ると、いやん素敵(o^^o)お指に光るのはアメシスト!?とってもお洒落でキュートなマダムA様、お着物の着こなしもますます上級者へ。マダムのお着物姿を拝見すると、とっても嬉しくてワクワクいたします。
マダムA様は、この「おあつらえ写真集」ではちょっぴり有名人!なので、たまにお店でバッタリお会い頂くお客様にも、「あ~A様ですよね~本物にお会いできるなんて、ちょっと嬉しいかも(^-^)」なんてお声があがったりして、するといつも柔かな笑顔でニコニコお応え下さって、とても気さくで気持ちの良いA様です。
A様、いつもご協力を下さり誠にありがとうございます。
どうぞぜひこれからも、皆さまもご一緒に、素敵な装いを楽しみに致しております(^O^)/
当店では、たまに江戸小紋以外にも素敵な創作染めのお着物をご紹介しております。蒔糊の作品も常時はご案内がございませんが、今回のマダムのお着物にご興味がありましたら、どうぞいつでもご相談下さいませ。オリジナルな作品との出会いをご案内申し上げます(^-^)v
*お知らせ*
お店では、お客様おあつらえ写真集にご登場頂けますお客様をお待ちしております。
どうぞぜひ、おあつらえ下さいましたお着物で、遊びにいらして下さいませ!!
または、ご着用のお写真をお送り下さいましても嬉しいです。
(お顔NGの場合はそのようにさせて頂きますのでご安心を)
楽しみにお待ち申し上げております
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