2015年10月2日
この秋の「単衣」デビューは長雨にたたられて持ち越しとなってしまったなんて方も多いかと思いますが、本日は10月初日、やっと単衣を着てお出かけできました~!なのに、またまた残念な雨に降られる中もガンバって初ひとえをご披露下さいましたM様の素敵な着姿をご紹介いたします!
玉糸紬に染めた「シケかさね染め」 爽やかな単衣の装いです。
当店は江戸小紋のみならず、伝統的な染織りの技法を持ちいて、現代のライフスタイルにも似合う独自の世界を繰り広げる伝統的な職人技の作品をご紹介しています。こちらの、玉糸紬に染めた「シケかさね染」のお着物もその一つ。
光沢のある玉糸紬の生地に、京都の伝統的な友禅技法「シケ引き染」を重ね染して染め上げたお着物です。縦縞の地紋織りの玉糸紬の風合いを活かしてシケ染をシャンシャンと重ね染めすることで、五月雨のような美しい染織物が仕上がりました。つるんと張りのある丈夫な玉糸紬は、雨の多い単衣の季節にとても良く似合う着やすいお召し物なのです。
M様、日頃はお仕事も家事もお忙しくお過ごしですが、この日はちょこっとお休みご褒美デー♪お茶をなさっているM様は美術館にお一人でぶらりと訪ねられるのも癒しの時間。この日は青山の根津美術館に行かれた後、お店まで歩いて来て下さいました。
ホントは夕方から雨予報だったのに、急にお昼間から降ってきちゃって~雨のご準備なかったのですが、玉糸紬にガード加工で小雨にも大事なくて良かったです。払うだけで雨粒は落ちちゃって、あ~よかった(^-^)
お着物はピンク系が多くて、やさしいふんわりした、やわからものをお好みのM様(以前にご登場下さった際には、優しい「桜」の江戸小紋を春の季節にぴったりの上品なコーディネートをご披露下さいました→http://someichie.exblog.jp/21657415/)
今回の、このお着物は春先に単衣にとお誂え下さいました。その際もうんと悩まれて、粋な感じのコーディネートがちょっと冒険なの(^^;なんておっしゃっていらっしゃいましたが、シケ引き染のなかでも、細やかな筋を集めた「重ね染」は、やわらかな雰囲気も醸し出してくれて、やさしい穏やかなイメージのM様には大変お似合いです。そしてなんと、本日のコーディネートもとっても素敵です。
ちょうどお月見の季節ということで、帯はお月様が感じられるかなと思ってこれにしました!馴染み系の上質な帯揚げに、秋らしい帯締めが効かせ色です。
すっきりとして素敵な着物通なコーディネートにちょっぴりうっとりいたします。静かな美術館でお一人美術鑑賞をなさる景色を思い浮かべると、まるで雑誌の一ページみたい!なんて想像してしまいます。
清々しい「シケ引き染」のお着物は、青山の街並にも本当に良く似合うと思います。
お着物通のお客様には、ご自分だけの一人の時間、お好みのお着物に袖を通して、心癒される場所を訪ねて上手に休日を過ごされる方が多くいらっしゃいます。仕事や家事や子育てや、何かと忙しい皆さまも、たまにはゆっくりと、癒される時間がとても大切ですね!
M様、この度は、予想外の雨の中もお立ち寄り下さり誠にありがとうございます。
ぜひ今度は、個性的な帯揚げなんかも合わせみたりして、コーディネートも色々お楽しみ下さいますように。
またお会い出来ますのを楽しみにしております(o^^o)
*お知らせ*
お店では、お客様おあつらえ写真集にご登場頂けますお客様をお待ちしております。
どうぞぜひ、おあつらえ下さいましたお着物で、遊びにいらして下さいませ!!
または、ご着用のお写真をお送り下さいましても嬉しいです。
(お顔NGの場合はそのようにさせて頂きますのでご安心を)
楽しみにお待ち申し上げております
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