八掛にもこだわって「松葉」文様おあつらえ八掛にもこだわって「松葉」文様おあつらえ

2011年12月10日

八掛にもこだわって「松葉」文様おあつらえ

雑誌『きものSalon秋冬号』の表紙にて宮沢りえちゃんがお召しの江戸小紋の柄は「松葉(地型)」。この雑誌が発売されてから、この文様についてお問い合わせを何件か頂戴いたしました。


当店にも大変よく似た文様の型紙のご用意がありますので、早速りえちゃんカバーでおつくり頂いたA様、本日のお客様でございます。
 
ということで、今回ご紹介いたしますのは♪
(地型)松葉文様江戸小紋 A様のボルドー色でございます!!
この文様は「地型」といって、松葉を描く細い線を残して白い部分が彫ってあるという、一見すると松葉の線が彫ってある型なのかと思いがちですが、逆です!つまりとっても繊細な型紙を使って染められているのです。
なにしろ白い地に敷松葉の繊細なラインが美しくとっても清々しいモダンな江戸小紋が仕上がります。
HPではこちらでご紹介→http://www.someichie.jp/SHOP/order1510.html
 
深紅のりえちゃんに対して、A様はボルドー色でシックに大人っぽく上品におあつらえ下さいました。

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この日の帯は東京友禅作家「染谷洋」作「宝むすび」。

よく拝見しましたらA様ったら、帯揚げは着物のボルドーにあわせて、帯締めは帯の柄のアクセントになっているターコイズグリーンのお色にあわせて。とってもセンスアップなコーディネート、ステキでございますね!

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実は「松葉」は、二本離れずに落ちることから、

都都逸(どどいつ)では
「こぼれ 松葉を あれ見やしゃんせ 枯れて落ちても二人づれ」と唄われています^^

ということで、今回のお誂えは「八掛」にもこだわりました!!
随分前にご紹介した「和のお守り文様」。
誕生日ごとのお守り文様がわかる本ですが、その中から、ご自身とそして、ご主人さまの「お守り文様」を、八掛に友禅(東京友禅作家、田邊慶子作)で描きました。
ご自身のお守り文様は「琉球文」、「イイチ・マルグーム文」、そしてご主人様は「蟹牡丹文」。
二つの文様を仲良く流水がつなぐ、A様オリジナル、夫婦円満、富貴繁栄のはなやかな八掛になりました。  

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そ・し・て

うふっ
ハイ!ポーズ♪
うんうん、決まってますね(#^.^#)

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そして最後に、寒い毎日となりましたので、道行コートも欠かせませんね。

こちらのコートもこの冬、初デビュー!!染めの北川、多色ぼかしの大変貴重な小紋地でつくったコートです。

A様は、いつもの「被布衿コート」仕立てで。第一印象で心ときめいて頂いたとおり、まことに良くお似合いでございます。
この冬の大人可愛いい佇まい、美しくみごとに完成いたしました☆

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いかがでございましたでしょうか?

今回のA様は、こだわりの詰まったとってもステキなお誂えでございます!。
まさに「お誂え」どころ当店ならではのだいご味を存分にご利用頂けましたこと、心より御礼申し上げます。

どうぞ皆さまも、「あんなこと」「こんなこと」、できないかなぁ〜と思われますことでも、ぜひ一度ご相談下さいね。
 
いよいよ年末年始!楽しいお出かけの増える季節でございます。ご自分らしいコーディネートをいっぱいお楽しみ下さいますように。楽しみにしております。

 

 

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