2013年11月14日
今年はいつまでも暑い日が続いたかと思えば急な寒波の到来に、なかなか秋を堪能できる日が少なくて・・・お誂え写真集もちょっぴりご無沙汰でございましたが、久しぶりに素敵なお写真が届きました。
東寺のお庭は美しく色づいて、穏やかな古都の秋の風情です。
『そうだ 京都、行こう。』
お客様のH様、11月の初旬に秋の京都へ!ご主人様との二人旅でございます^^
旅の装いは、初秋にお誂え下さいました素敵なお着物と帯のコーディネートで。
静かで厳かな情景の中に溶け込むH様の佇まい、一幅の絵のようですね。
ここは秋の南禅寺^^
もうなんて・・・素敵なのでしょう〜ネ^^v
お召しのお着物は残暑厳しい頃に開催させて頂きました、京の名工・大野信幸先生の作品です。
江戸小紋の多彩な柄を絵羽模様に割り付けて染められた「寄せ小紋」の訪問着です。
一見すると黒色に見えますが、実は紫茶がかった濡れたような質感の奥の深い地色で染めています。お召しになることで、柄目による濃淡が素敵な表情をつくってくれるお着物、訪問着ですが小紋感覚でお使い頂けるのも魅力の逸品です。
たくさんの小紋柄が割り付けてあって着るとどうなるのかしら?と不思議な気持ちがするかもしれませんが、お召し頂くと何とも素晴らしい上質感のあるお着物です。
そして、このお着物に合わせたいのでとお気に召して頂いた帯は、友禅作家「佐藤洋宣」先生の手描き友禅染め帯「冨士」です。
この冨士の墨色がお着物の色にぴったりだと思うの!
そうお見初め下さり直感でお求め下さいました染め帯「冨士」ですが、今年世界文化遺産に登録された荘厳な山「冨士」の姿は、寄せ小紋のお着物に合わせると、冨士山の長い歴史や壮大な文化を一層にドラマティックに魅せてくれるようで、本当にH様の素晴らしいコーディネートの直感力の賜物でございます。
H様ご夫妻の京都旅は、祇園踊りのご鑑賞に京都散策、やっと訪れたやさしい秋を感じる旅。
きっと思い出に残る素敵なご旅行だったことと思います。
ご子息様も立派に社会人となられてからは益々お二人でのご旅行も増えたことと思います。
きっとご主人様、お着物姿の可愛らしい奥様のお姿を改めてカメラ越しにご覧になり、きっときっと穏やかでお幸せな気持ちになっておられるに違いありませんね。
着物はもちろん帯もとても気に入りました。大切な宝物です^^
とおっしゃるH様ですが、本当の宝物は、ご主人様との大切な時間。
この先もずっとH様の大事な時を彩り続けるお着物や帯はとっても幸せものでございます。
H様、この度は素敵なお写真をお送り下さり誠にありがとうございます。
だんだんと寒さの増す季節でございますが、どうかお風邪などお召になられませぬよう
これから始まる華やぎの季節もどうぞぜひお二人で素敵なデートをお楽しみ下さい^^
そしてまた、お時間がありましたらぜひお二人で遊びにいらして下さいませ。
お会いできますのをいつも楽しみにいたしております。
この度は誠にありがとうございます。
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