お召十お召十

2019年8月27日

お召十

随分と過ごしやすい日が続いており「つかの間の早い秋」なのでしょうか。まもなく猛暑がぶり返すのだそうで…💦皆さまのお住まいのところではいかがでしょう。

それでも、一日一日と8月が終わりに近付いておりまして、申し訳ないことに「おあつらえ染めの江戸小紋」につきましては、9月1日より消費税率が改定となります。8月31日じゅうにご注文頂きました「おあつらえ染め」につきましては、これまでどおり8%で承ります。どうぞよろしくお願いいたします。

本日は、鮫・行儀などのフォーマル文様についてご注文の多い文様、江戸小紋「お召十」文様をご紹介いたします。

「お召十」は、十字と点が規則正しく交互に並んだ文様で、徳川家の定め小紋であった文様です。その出自から、江戸小紋ではフォーマルなお席(お茶席や卒入学式など)にもおススメの文様とされて、紋を入れる方もあります。

それでも、十字と点が星空のように愛らしく感じられることから、フォーマル仕様のみならず、お好みの染め帯などをコーディネート頂いて、お食事会や楽しいお出かけにもお召しになりやすい文様です。柄行がハッキリしていますので、若々しさも感じさせてくれるのも嬉しい文様です。

淡いラベンダー色の爽やかなお召十

藍紺色のシックなお召十

画像はどちらも店内でご用意しております見本キレです。反物でのご案内はございませんので、お好みのお色で「おあつらえ染め」を承っております。

※おあつらえ江戸小紋専門サイト「お召十文様」⇒こちら

そもそも「召」という漢字は「刀」の下に「口」と書き、刀は神の宿る神聖なもの、口はそれを受けるという意味があり「召」は神様のお告げ?的な意味合いがあるのだそうで、だから「御」をつけて「御召(おめし)」なのですね。

そういえば、「米の飯より思し(おぼし)召し」ということわざがあります。「ご馳走を頂くのは嬉しいけれど、その気持ちの方がずっと嬉しい」という意味。形のないものや、人の気持ちが伝わり難い世の中ですが、年を重ねても素直な気持ちに感謝できる、柔らかい大人でありたいものでございます。

 

今週も元気にお店番をいたしております。ちょっと検討中の方は、どうぞお気軽に遊びにいらして下さいませ。お目にかかれますのを楽しみにお待ちしております。

*「おあつらえ江戸小紋(オーダーで染める江戸小紋)」は、9/1ご注文分より消費税率10%に改定となります!消費税についてのご案内は⇒こちら

<営業時間>

火・水   午前11:00~午後6:00

木・金・土 午前11:00~午後7:00

 

 

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“恋衣(こいごろも)”とは忘れられない恋のこと。気になるお品やお話などがありましたらどうぞお気軽にお問合せ下さいませ。

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