2019年8月23日
陽射しのない雨の一日でした。処暑ということもあり、短い夏が早くもおさまり始めるのかな?と思いきや、夏というのはそんなヤワではなさそうです(^^;) 大丈夫!まだしばらく残暑が続きますね。
とはいえ、店内は秋の装い。本日は美しい「華紋」の袋帯をコーディネートいたしました。
袋帯「唐草華紋」×江戸小紋「七宝」
友禅のお着物でも「華紋」はとても人気のデザインでこれまでも色々とご案内しております。
本日ご紹介の華紋は、西陣の老舗「帯清」謹製の袋帯です。華紋とは、正倉院宝物に描かれた異国情緒漂う繊細な文様で、正倉院華紋と呼ばれている文様です。どことなくエキゾチックな華やぎのある文様は古来より多く取り入れられてきました。
その華紋を繊細な唐草の中に描いた、上品で手の込んだ細やかな織柄が魅力的な袋帯です。
格のある帯ですが、金銀がやわらかい色調で、文様が繊細であるため、大げさにならずに美しい品格を感じさせてくれるところが気に入っています。
ご家族の節目のお祝い事や式典、お茶会はもちろん、記念のお食事会やパーティにも、訪問着や付下げばかりでなくて、江戸小紋にも素敵にコーディネート頂けます。
本日は、江戸小紋「七宝」(廣瀬雄一作)にコーディネートしてみました。
ややグレー味のあるベージュ色、シャンパンベージュは着こなしの美しさの映えるお色です。
昨日の記事で七宝柄の帯をご紹介して、なんだか七宝という文様に改めて心を寄せたくなり・・・整然と規則正しく並ぶ清々しい文様でありながら、クルクルと丸が繋がる安心感と安らぎを感じさせてくれるところが素敵です。とても古くから愛される有職文様は、長いこと私たちの心を癒してくれていたんだな~と不思議に新鮮に感動しております。
※江戸小紋「七宝」商品ページ⇒こちら(お値段はお気軽にお問合せ下さい)
思えば今年の夏、都心では暑くなり始めたのが7月の末でした。梅雨明けもそう。なので油断して夏をないがしろにしてしまい、今年は出遅れました(^^;)という方も多かったり、夏の着物や帯、まだ着てません!なんて方もあったり・・・(-_-;)
しかし考えてみれば、猛暑が落ち着き夏日の続く残暑の季節、これからの2週間ほどは夏着物でのお出かけが気持ち良いかと思います。夏の着物に夏の帯、帯揚げや帯締めだけちょこっと秋色を入れて頂いたりなんかすると、季節を取り入れたウフフな装いをお楽しみ頂けます。
週末は気温も上がりそう。晴れたらどうぞお出かけをお楽しみ下さいませ(*^^*)
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木・金・土 午前11:00~午後7:00
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