夏の夜の月夏の夜の月

2019年7月30日

夏の夜の月

関東地方でも梅雨が明けて、いよいよ猛暑の夏がやってまいりました。今年は冷夏かと思いきや8月は厳しい暑さが続きそうです。皆さま、心のご準備は大丈夫でしょうか?

こんな季節には、いかにして涼をとるのかが最優先課題となりますが、体感はもちろん、目にも涼やかであれば尚、心持ちはうんと楽になりますね。

本日は、今朝お店に到着したばかりなのですが、いきなりのセール対象!という、大変に嬉しい、しかもとっても素敵な夏友禅の帯をご紹介させて頂きます。

 

夏友禅名古屋帯「月に桔梗に芒(すすき)」

むすぶ手に 涼しきかげを そふるかな
清水にやどる 夏の夜の月
(西行)

夜になっても気温が下がらず、モワっとした闇に包まれる夏の夜。それでも、手にすくった清水に宿る月影は、ヒンヤリと暑さを解いて、心を映す鏡のようでございます。

なんて、夜に抱かれたお月様が照らす地上には、もう秋草が咲く頃だったりして、短い夏を惜しむ、夏の友禅名古屋帯でございます。

 

シャリ感のある夏素材、絽に染めた名古屋帯です。黒に近い焦げ茶色。昼間の暑さを残す夏の闇夜は漆黒にはならぬもので、どこにということはないけれど、夏を惜しむ夜の風情にも心を寄せて見たくもあり。

芒(すすき)野原に出る月が桔梗の花を照らします。夜になるほどに美しい紫の色がさえわたります。 

万葉集では「桔梗」のことを「朝顔」と詠んでいたとの説があり、朝咲いて夜にしぼむ朝顔と違い、夕影にこそ咲きまさるのは「桔梗」のことをさすようです。

朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど
夕影にこそ  咲きまさりけり
(万葉集・よみ人しらず)

芒(ススキ)も桔梗も、秋の七草です。9月になってもお召し頂ける図柄は、残暑厳しい秋口にも、情緒たっぷりの季節感を感じさせてくれますね。

実は、今年の「十五夜」は、9月13日でございます。きっと夏の装いのまま迎えそうな十五夜ですが、一年に一度の名月を、どうぞ帯にも宿してお楽しみ頂きたいです。

※帯のお値段は通常価格216,000円⇒セール価格172,800円(税込・お仕立て別)ただ今店内にて展示販売中でございます。

コーディネートしておりますお着物は、格子絽「畳縞」柄の小紋です。9月いっぱい、涼やかにお召し頂けるお着物です。こちらは、もうしばらくセール対象とさせて頂いております。

※格子絽「畳縞」商品ページ⇒こちら

 

厳しい暑さの中ではございますが、夏という季節は思い出づくりの季節であったりいたします。どうぞ、ご体調管理にお気をつけて、素敵な夏をお過ごし下さいますように。

お店はヒンヤリ冷やして、のんびり営業いたしております。お誂えのご相談やら、おしゃべりやら、どうぞお気楽に遊びにお寄り下さいませ。

 

<営業時間>

火・水   午前11:00~午後6:00

木・金・土 午前11:00~午後7:00

*夏季休暇*

8/11(日)~8/19(月)

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