2019年7月5日
何やら冷夏が続きそうな都心です。向こう一週間のお天気予報は今のところ☁/☂、なかなか太陽にはお会いできませんが、おかげで気温も低め。お風邪をお召しの方もいらっしゃるようですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
この夏は着物にお袖を通しやすいかな、そんな夏になると良いですね(*^^*)
ところで、雨や湿気と戦う夏に、これ以上ないんじゃないかと思われる最上級なお召し物といえば・・・憧れの麻織物「越後上布」がございます。
ただ今店内でご紹介中のお品は「越後上布」の中でも身近にお手に取って頂けるお品(とはいっても最上級のお品ですが💦)「古代越後上布」をご紹介中です。
「古代越後上布」は、苧麻(ちょま)を手紡ぎ(手で糸をこしらえる)ではなくて、苧麻を機械紡績でこしらえた糸(ラミー糸といいます)をタテ糸に用いて織り上げたものです。風合いは殆ど変わりなく、むしろサラサラ感が増すようなスベスベとした麻の肌ざわりに気持ちがホ~っとくつろぎます。
その素敵な「古代越後上布」、本日は、爽やかなコーディネートをしてみました。
古代越後上布×紗八寸帯
※古代越後上布の詳細なご説明はどうぞこちらの記事にてご覧ください⇒こちら(先月の浴衣展の際からご案内を始めております。浴衣展は終了いたしましたが、こちらのお品は引き続きご案内中です)
四方を海に囲まれた湿気に満ちた日本の風土と、そして細やかな手技と知恵を駆使する日本の国民性が生んだ、麻織物と絣の技術!さらに、そして、現代的な色彩とデザインのセンスを持って制作された逸品です。
たとえ画像では質感が伝わらなかったとしても、色やデザインだけ見ても、何とも素晴らしく愛おしいお着物です。実物に触れて頂ければ尚更、ちょっと感動してしまいます(*^^*)
しばらく店内で展示販売を続けておりますので、なかなかお目にかかれない逸品着物に、どうぞぜひ会いにいらっしゃいませんか?
今日は、お天気の晴れない気分をパぁ~と吹き飛ばしてくれるレモン色の透ける八寸帯をあわせてみました。
思えば「檸檬」って・・・(突然に梶井基次郎のあの檸檬が頭の中にポツンと置き去りにされたような錯覚に陥ってしまいますが)「檸檬」って、私たちの鬱々した気持ちを一瞬で爆発させてくれて、一気に爽快な気分に変えてくれる効果があるのかもしれません(^^;)
ほらね、言葉のいらぬ達成感に満ち溢れてしまうコーディネートです。
何しろ「麻」つまりそれって、雨に濡れてもお洗濯できる、でもでも「越後上布を浴衣がわりに」なんてとても出来ないわ!ではございますが、とっておきのお宝こそ、大事にしまっておくのではなくて、何度も何度もお召し頂きたい、そしてその度に充実感に満たされた幸せな夏をお過ごし頂くことができるのです(*^^*)
あ~早く、夏らしい夏が待ち遠しいですね❣
明日の土曜日は、午後からお天気快復してくるようです。気温も低めで活動しやすいようですので、どうぞのんびり遊びにいらっしゃいませんでしょうか?週末どうぞゆっくりお過ごし頂けますように。お目にかかれますのを楽しみにお待ちしております。
*7/10(水)*
修理作業工事のため臨時休業
<営業時間>
火・水・木 午前11:00~午後6:00
金・土 午前11:00~午後7:00
※7/25から木曜日午後7時まで営業します
(定休日:日曜日・月曜日)
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