2019年6月8日
今月の催事では
6/18(火)~22(土)
綿・麻・自然布&江戸小紋染めの浴衣展
を予定しています。
そろそろご案内を始めなくてはならぬのですが、まだダイレクトメールの準備ができておらずギリギリのお届けになってしまいそうですので、こちらのブログからご紹介を始めたいと思います。
何しろ夏は洗いたい!そんなご要望にお応えして、本日ご紹介いたしますのは、
本麻「小千谷ちぢみ」のーディネートです。
こんなコーディネートを見ると、夏が来たんだな~ってシミジミ思いを馳せてしまいます。
こちらの小千谷ちぢみ、見た目にはまるで絣を作って織った、伝統的な絣織のお着物に見えます。と申しますか、そうとしか見えません。しかしこれ、今から100年も前に誕生した「マンガン染め」という方法で染められた、染めの小千谷ちぢみなのです。
小千谷ちぢみ、ですのでもちろん本麻のちぢみ織物です。でも少し違うのは、糸を先に染めて絣を作って織る、という方法ではなくて、後染めの着物なのです。
へぇ~ですよね💦
拡大しても、タテ糸ヨコ糸、裏側までどう見ても絣織に見えてしまいます。でも染め。これは特殊な化学反応を起こさせるマンガンを用いて染めた魔法のような後染の小千谷ちぢみなのです。
プリント染めなどの普及で一時は途絶えていた染織ですが、このほどまた着物に染められるようになったとのことで、早速お店にもお招きしています。
何しろ高価な絣織に比べて随分と気軽なお値段でご紹介できるのも魅力です。もちろん「小千谷織物」の証紙もある正真正銘の小千谷ちぢみ。
この夏お着物デビューをご計画の方にも、ぜひおススメしたい一品です。(来週の綿麻浴衣展ではお色柄違いもご紹介いたします)
コーディネートした帯も今年の夏の新作!
すくい織夏八寸帯「ひょうたんの実」
すくい織はつづれと似た織り方で表裏同じ模様が織り出されます。そのため夏のざっくりとした透け感のある織物にもこんな情緒豊かな柄を織り出すことができます。
夏の紬地は絹でもこんなに風情たっぷりな質感の織り上がりになります。
世界最古の植物にして、開運厄除け無病息災、末広がりの縁起物。実り豊かな瑞々しい夏をお過ごし頂ける夏八寸帯です。
そして縁起物のひょうたんは夏の風物詩でもあるのですよ(*^^*) 綿麻の気軽なお着物から透ける絹のお着物まで気楽な夏のお出かけにお連れ下さい。
実は毎年、この夏からお着物ライフを始めようかなと思って、そうおっしゃる方がチラホラいらっしゃいます。だけど、まさか夏は無理よ、そうおっしゃる方もあり・・・。
しかし夏ほど日本情緒を感じる季節もないわけで、風物詩といわれるイベントも目白押し。個人的なことですが、思えばうんと昔、初めて着物でお出かけしたのも夏だったような・・・そうそう花火大会の日に花火を遠くに見ながらエアコンの中でお食事したのでした(^^;)それでも花火気分を満喫して楽しい思い出になりました。
もしかして、着物を難しく考えてしまうと汗をかく夏には躊躇されてしまうのかもしれません。でもお着物デビューの皆さまは、まずもって風情を味わいたくて気持ちの向くまま気楽に始めて頂けるのかなと。
何事も難しくしてしまってはなりませぬネ。
汗をかいたら洗えば良いのです(*^^*) 絹なら着物屋さんに持ち込んで、麻はご自宅洗いができますがご面倒なら当店でもいつでも承っております。
皆さまはどうぞご心配なく、まずは楽しくお召し下さり夏をご満喫下さいませ(*^^)v
梅雨のさ中、気温が上がったり下がったりしそうです。日曜日は雨でしょうか・・・、どちら様もどうぞご体調管理にお気をつけてお過ごし下さいますように。
日曜日・月曜日は定休日を頂戴いたします。お休み明けにまた元気にお会いできますのを楽しみにしております。
<営業時間>
火・水・木 午前11:00~午後6:00
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(定休日:日曜日・月曜日)
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