2019年5月24日
5/25(土)まで
~今年の“夏”のおしたく展~
※こちらのブログにてご紹介のお品の在庫の有無やお値段などは、どうぞお気兼ねなくお問合せ下さいませ。
さて都内でも真夏日となりました本日は、清涼感たっぷりのモノトーンコーディネートをしてみました。
汗ばむ季節のモノトーンコーディネートは不思議なぐらい涼し気です。でもモノトーンは…ちょっと着こなせるか心配(^^;)なんてお声もお聞きしますので、パステルカラーを少し入れて、大人の夏姿のご提案でございます(*^^*)
小紋「疋田くずし」×八寸夏帯「葉がさね」
「葉がさね」の帯は、八寸の帯地に摺り友禅で染めています。これまでにも色んなパターンの「葉がさね」をご紹介してまいりましたが、今回は夏ひとえの八寸です。
実はこちらの帯地もう5月でも大丈夫な素材感で、今日は私、同じ素材の帯を単衣の着物にコーディネートしています。まさか夏帯なんて知られることもなく、ハリのある着心地バツグンの素材です。
陰影のある葉がさねは季節を問わず人気のデザインです。単衣や夏(絹の着物ばかりでなく麻着物にも)気兼ねなくお召し頂けます。
今年の夏のおススメ素材「格子絽」のシャリシャリとした絹地に染めた「疋田くずし」。
この「疋田くずし」デザインは点々の大きさがバラバラだったり不思議によろけていたりするのですが、何もめちゃくちゃに点々を作っているわけではなく、染め上げた時の美しさをイメージして作られています。今日は私同じデザインのお着物を着用しておりますが、お客様にもお褒め頂き嬉しい日でした。
6月10日を過ぎると早速出番のお着物です。6月~9月の間、清々しい印象を与えてくれて、お召しになりやすい、とっても素敵な夏小紋です。
ジューシーなレモン色の紗の帯をあわせると、さらに夏の清涼感が弾けます。
帯を代えるだけでこんなにイメージが変わる、モノトーン系のお着物の楽しいところですね。うん!とっても素敵になりました(*^^*)
こちらも八寸の紗の帯です。帯芯なしの涼やかさ、夏のお出かけをちょっぴり楽ちんにしてくれます。
ここまできれいなレモン色の帯は珍しいんです。波々の透け感たっぷり、巧みな技で織り上げた西陣の老舗丹波屋謹製の紗八寸帯です。
ジューシーなレモン色が素敵な
紗八寸帯「倭紗段文」
今回は夏の透ける織りのお着物も数点ご案内しております。こちらは小千谷で織られた夏きもの。
玉糸に撚りをかけて作られた駒撚糸という糸を柿渋泥媒染で染めて織り上げられ、織りの夏きものです。何しろ強撚糸のシャリ感のおかげで涼やかさ抜群の心地よい肌ざわり、そしてその糸を柿渋で染めて天日干しをして、長い時間をかけて作られた味わい深い色あいにも心癒されます。
化学染料の黒ではない、ほっこりとした深みのある墨色、柿渋の色ばかりでなく地中の泥の中にある鉄分を含んだ何とも言えぬ色彩に奥行きを感じます。近づくとわかる細やかなストライプ柄です。
汗をかく夏の季節には、とにかく丈夫で透け感も美しい、シャリシャリの夏の着物が欠かせません。こなれた着姿に憧れる、素敵な夏におススメしたい一品です。
柿渋染泥媒染夏きもの×二重織夏帯
まさに、エイジレスなモノトーンコーディネートです。透け感の清々しさとほっこりとした素材感の帯地はこちらも小千谷で織られた素材です。墨色と雲母で描いた波光煌めく波間を描いた一点ものの創作帯です。
モノトーンコーディネートと申しましても、単に色だけでなく、染めや織りの奥深さや情緒を感じさせてくれるコーディネートが大人らしい、夏の風情をたっぷり味わえる装いです。
柿渋染泥媒染夏きもの×友禅夏帯
夏の情緒を味わいたいならば友禅も捨てがたいのです。流水に青紅葉のライトグレーの絽の名古屋帯。新緑の緑色が入るだけで、こんなに清々しいコーディネートになりました。
さて、「夏のおしたく展」は、明日5/25(土)までとなりました。
色々と盛りだくさんにご紹介してまいりましたが、いかがでございましょうか?何か、これいいなぁ~なんてお品やコーディネートはございますか?
明日も30度を超える真夏日となりそうですが、当店は表参道駅から徒歩1分、店内もひんやり冷やしております。画像よりも実物見てみたいな、そう思って頂けましたら、暑いお昼間はどうぞゆっくりおくつろぎ頂ければ嬉しいです。
また、ご来店が難しい方には、お気兼ねなくお問合せ下さいませ。
お待ちしております(*^^*)
*5/21(火)~25(土)*
~今年の“夏”のおしたく展~
<営業時間>
火・水・木 午前11:00~午後6:00
金・土 午前11:00~午後7:00
(定休日:日曜日・月曜日)
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