2019年4月18日
今週は毎日「正倉院華紋」の手描き友禅作品をご紹介しておりますが、お楽しみ頂けていますでしょうか?
今週の土曜日まで店内にてご案内中ですが、ご来店が難しくても、ご紹介のお品についてのお問合せなど、どうぞお気軽にメールやお電話にてお申しつけ下さいませ。
今週は~4/20(土)まで
正倉院「華紋」友禅と「夏ひとえ」の先取り展
※期間中・対象商品お仕立て無料!
本日は、華やかに付下げ訪問着の作品をご紹介させて頂こうと思います。
なかなか出番のないように思うお着物ですが、どうでしょう?皆さまはお着物をお召しになるようになられてどのくらい?どんな場所へ?お出かけになられますか?出かけた先でうっとりと見とれてしまうお着物姿に出会ったご経験は少なくないかなと思います。もしかして目が釘付けになったその方のお着物は、付下げ訪問着ではなかったでしょうか?
「正倉院華紋」の付下げ訪問着は、季節を選ばずにモダンなシーンでもとても良く似合うお着物たちです。どうぞ今度はご自身の着姿に街の視線を頂きませんか?
友禅訪問着「華紋唐草」
とっても素敵な訪問着です。コンクリートの街や現代的なシーンにもとても馴染みの良い「グレージュ色」。裾にむかってやや濃いめのぼかし染めです。
気持ちよく伸びる唐草の中に華紋が浮かび上がるデザインです。色数を使わずにグレージュ色の濃淡で描く景色はロマンティックでとても美しく、ご年齢を重ねるほどに、お召しになる方の美しさを引き立ててくれるお着物です。
シルバーではなく温かみのあるグレージュ色であるところがミソで、キラキラを抑え気味の金づかいもモダンな印象です。丁寧な手描き友禅のタッチが引き立ち、唐草が風に吹かれて揺れているのかと目を見張ってしまいます。
真っ白でなくて、グレーでもなくて、ベージュでもなく、グレージュ色!若々しさを失わない素敵な女性の味方です。
北村武袋帯「織繧繝(おりうんげん)魚々子縞(ななこしま)」(商品ページ⇒こちら)をあわせてみました。「特別」感というよりも大事なのは「非日常感」、いつもとは違う清々しい気持ちになれそうな装いです。
友禅付下げ「華紋飾り唐草」
こちらは「付下げ」です。唐草をより優雅にやさしく、そして華紋さえもゆらゆらと気の向くままに揺れているような、肩の力の抜けた感じがとても心地の良いデザインです。
こちらもグレージュ色の仲間です。シルバーグレーと違いベージュ味のある淡いグレー。お肌の色がくすみがちになる大人世代にはグレージュ色は強い味方であるのです。
織楽浅野名古屋帯「段唐草文」(商品ページこちら)をあわせてみました。
付下げならば、楽しいお食事会にも観劇にもお出かけしやすくて、しかもいつもと違う「ゆとり感」のある装いをお楽しみ頂けます。
友禅付下げ「華紋」
こちらも「付下げ」。亜麻色のぼかし染め。ベージュと違いほんのりピンク味を帯びたミルクティーのようなお色です。こちらの華紋は、何しろ緻密で細やかであるのが特徴で、光輝くわけでもないのに、なぜだか輝いているのではないかと思えてしまいます。
シックなお色目ですが、だからこそ華紋の美しさが引き立ちます。
織楽浅野名古屋帯「七宝霞」(商品ページ⇒こちら)をあわせてみました。
ちょっぴりかしこまったお席にも気後れすることなく背筋を伸ばしてお出かけ頂けます。
友禅訪問着「華紋に更紗花流水」
唐草はデザインをナビゲートする大事な役割を持つモチーフですが、同じような役割を持つ「流水」ですが、流水ならではの魅力はやっぱりこの流れるような美しい流線です。清らかな水の流れはそれだけで美しいデザインですが、そこに華紋を浮かべた訪問着。
いつまでも留まることのない清き流れに華を咲かせる、そんな人生でありたいものでございます。
今週は良いお天気が続きます。お昼間の日差しを浴びると少し汗ばむぐらいですが、風は心地よくてお昼寝が気持ちよさそうな春の陽気。
何だかあてもなくお出かけしたくなる気候でございますが、本当に「あてもなく」では迷子になるといけませぬので(^^;、そんな気分になられましたら、どうぞお気軽に遊びにいらして下さいませ。
素敵な作品をご覧頂いたりおしゃべりしたり、お目にかかれますのを楽しみにお待ちしております。
今週は~4/20(土)まで
正倉院「華紋」友禅と「夏ひとえ」の先取り展
※期間中・対象商品お仕立て無料!
<営業時間>
火・水・木 午前11:00~午後6:00
金・土 午前11:00~午後7:00
(定休日:日曜日・月曜日)
営業時間内のご来店が難しい場合、時間外のご予約が可能な場合もございます。あらかじめ、どうぞご相談下さいませ。
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