2019年4月13日
4/16(火)~20(土)
正倉院「華紋」友禅と「夏ひとえ」の先取り展
※期間中・対象商品お仕立て無料!
「正倉院華紋」を繊細な手描き友禅であらわした着物や帯をご紹介いたします。
また入荷しはじめた夏ひとえ今年の新作たちも早速、ご紹介をさせて頂こうと思います。
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週末の土曜日は朝から閉店まで賑やかにご来店下さりありがとうございます。ちょっぴり遅い時間のブログ更新になってしまいましたが、ようやく寒さとサヨナラできて、いよいよ春ランランな季節の到来でございますね。楽しい週末をお過しでしょうか?
さて本日は、こちらの細やかで軽やかな素敵なお着物をご紹介させてください。何しろ、本日出来上がってきたばかり。
友禅付下げ「華紋にかすみ唐草」
訪問着ではなくて「付下げ」です。
実は昨年の秋から特注でお願いをしていた作品なので、付下げですが、せっかくなので柄つけが皆さまにもわかり易いように仮絵羽にして頂きました。
地色はアイボリー。ミルクにお砂糖を加えて濃縮させた練乳のような、ほのかな甘い香りのしそうなお色。しかし、繊細で気品を感じさせてくれる「華紋」を描くと、口どけの良いバニラアイスクリームのようなさっぱりとした美味しい色に感じます(*^^*)
「華紋」のデザインは誰が考えたのだろう、いえ誰というよりも色んな手を経て磨きあげられたデザインなのだろうと思いますが、それにしても千年以上も前から存在していたのだと思うにつけ、人間の美意識や感性というのは、あらゆる能力に先駆けて進化し研ぎ澄まされたのではないかと思ってしまいます。
「付下げ」と「訪問着」の違いがちょっぴり曖昧になる昨今ですが、絵羽柄のお着物=訪問着と言われてきた時代から今日では、絵羽柄でも、それよりも少し柄が少なめのサラリとした優しいお着物を「付下げ」と呼ぶようになりました。
きっと現代の色々な場面では、洋装のパーティの中でも浮き過ぎたりせずに、都会的な街並みにも似合う、楽しくてお召しになりやすいお着物が求められてきたからかもしれません。
霞たなびくなかに「華紋」と「唐草」。どちらも正倉院文様でございます。
唐草は縁起が良いとされて帯や着物に描かれることの多いデザインですが、デザイン性でいうと、主役のモチーフをバランスよく配置するために描かれるデザインのナビゲーターのような存在でもあります。
春・秋・冬と季節を問わずにお召し頂ける文様でございます。
春には暖かな風に吹かれる心地よさを、秋には高いお空の爽やかさを、冬には白雪のような優しさを、季節を通じてお召しになる方の素敵な時間に寄り添います。
パーティなどはもちろんですが、特別なお食事会、同窓会、お茶会、ワクワク楽しい晴れの日に!ご年代を問わずお召し頂けるお色柄です。
実は「付下げ」なのに「共八掛」がついております。せっかくだからと染めて下さいました。単衣の季節にも良く似合うお着物ですので、もし単衣仕立にされる場合は、しばらく大事に保管頂いて、いつかどうぞ袷の季節もお楽しみ頂けましたら嬉しいです。
帯あわせも多様なパターンでお楽しみ頂けるお着物ですが、本日は春らしく、手織りの袋帯「花菱段文」をあわせてみました。
お着物ライフを晴れ晴れと楽しくしてくれる「華紋」のお着物。きっとこれからの人生さえもワクワクとさせてくれそうで・・・
あっもうこんな時間(>_<)、このままこの素敵なお召し物に包まれて眠りたくなってしまいました(^^;)
週明けの火曜日から、色々なパターンの「華紋」デザインをご用意しております。
あわせて単衣や夏の新作のお披露目やご相談もお受けしておりますので、どうぞぜひご予定下さいませ。
※日曜日・月曜日は定休日を頂戴いたしますが、お休み明けにぜひお目にかかれますのを楽しみにしております。
4/16(火)~20(土)
正倉院「華紋」友禅と「夏ひとえ」の先取り展
※期間中・対象商品お仕立て無料!
<営業時間>
火・水・木 午前11:00~午後6:00
金・土 午前11:00~午後7:00
(定休日:日曜日・月曜日)
営業時間内のご来店が難しい場合、時間外のご予約が可能な場合もございます。あらかじめ、どうぞご相談下さいませ。
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