華紋更紗の友禅たち華紋更紗の友禅たち

2018年11月16日

華紋更紗の友禅たち

今日はポカポカとして過ごしやすい金曜日でした。いかがお過ごしでしょうか?

今週は、11/17土曜日(11:00-19:00時)11/18日曜日(11:00-18:00)通常営業いたします。深まりゆく秋を感じながら、どうぞぜひお気軽に遊びにいらして下さいませ。日曜日に営業しますのはとっても久しぶりでございます。いつもご不便をおかけしており誠に申し訳ございません。今週末はご都合いかがでしょうか?どうぞぜひ、お目にかかれますのを楽しみにお待ちしております(^_-)-☆

 

11/18(日)まで

友禅付下げ・訪問着×華やぎの帯展

(対象商品のお仕立て代サービス中です)

※11/18(日)11:00~18:00営業します

さて、毎日素敵なお品を一所懸命ご案内中でございますが、いかがでございましょうか?何か気になるお品はございますでしょうか?もし期間中のご来店が難しい方ご遠方の方は、どうぞお気軽にお問合せ下さいますようにお願いいたします。

ということで、本日は、人気の「華紋更紗」柄のお着物たちをコーディネートしてみたいと思います。季節の風物を描いたものと違って、秋~春まで季節もご着用範囲も広いことや、モダンなデザインが人気の理由かと思いますが、それでもやっぱり手描き友禅!華紋や唐草や更紗、その繊細なタッチは心にジンワリ沁みてきます。可愛らしくもあり、モダンでもあり、粋でもあり、和装の新たな境地を切り開いてくれる友禅更紗をどうぞご覧くださいませ。

手描き友禅訪問着「華紋更紗」

クリームとイエローの濃淡の霞ぼかしの訪問着です。とても優しい淡い色調で実物はさらにしっとりとした柔らかなお色です。お召しになるとパッと優しく華やぐような美しい着姿に見とれてしまいます。こんな淡い優しいクリーム色は友禅染めならではのお色かと思います。

元気に華開く更紗に細やかな唐草、裾のかすみ染めはほんのりと幻想的でうっとり感が満載です。

この細やかな更紗の華紋をご覧ください。金彩は派手な金ではありませんがデザインのアクセントになって思わず笑顔がこぼれそうです。繊細な糸目を根気よく引いて下さった職人さんに感謝です。

お着物のイメージをそこなわぬように、さりげない上質感が魅力の大文字屋庄兵衛袋帯「蓬莱波」をコーディネートしました。優しくて爽やかでとても心地の良いコーディネートだと思います(*^^*)

大文字屋庄兵衛袋帯「蓬莱波」

手描き友禅付下げ「松菱文」

紺碧色。「紺碧の空」とか「紺碧の海」などと言われますが、深みのある鮮やかな青色のことです。ここまで青を突き詰めたお色は他にない!と言っても過言ではないかと思いますが、気持ち良いほどの青!空や海の色を嫌う人はまずいないそうで、青色はとても好感度の高いお色です。印象的なお色のお着物ですが、心を落ち着かせてくれる青色は平和の色でもあるのです。

松葉をイメージした菱文です。これもまたち密で繊細で、松葉のラインを一本一本引くのかと思うと気が遠くなりそうですが、でも想像するとなんだか楽しそうでもあります。見入ってしまうとどんどんと楽しくなるような、モダンで繊細で可愛らしい菱文はとても魅力的です。

同じく白を基調とした袋帯「蓬莱波」をコーディネートしました。青い海や空には白がとっても良く似合います。爽やかで清々しい着姿が印象的です。

友禅付下げ「七宝華菱」

ベビーピンク色のはんなりとした優しいお色です。ピンクは苦手な方にも、落ち着いた大人の可愛らしさを感じさせてくれるベビーピンクはお召しになりやすいお色ではないかなと思います。七宝の中の花菱はパステル調で可愛らしくてちょっぴりウキウキしてしまいます。縁起の良い七宝文は素敵な出会いを約束してくれます。

西陣織紋意匠鈴木謹製の「唐綾錦」袋帯をコーディネートしてみました。ベビーピンクにチョコレート色の帯はとても良く似合います。菊や牡丹や唐草、愛らしい季節のお花が彩りを添えてくれます。

西陣織袋帯「菊牡丹唐草文」

※西陣織袋帯「菊牡丹唐草文」商品ページ⇒こちら

手描き友禅付下げ「丸華紋更紗」

灰梅色(灰色がかったベージュピンク色)は灰桜色よりもややベージュ味のある色です。年代を問わずお召しになりやすいお色で、特にくすみがちなお肌を明るく優しく照らしてくれるお色です。そして、宝飾品のような美しいデザインがとっても素敵なのです。アンティークのペンダントのようでもあり、どこかの王妃の遺品のようでもあり。タテラインのデザインは着姿をスッキリと美しく見せてくれます(^_-)-☆

そしてまた良ぉ~くご覧ください。この丁寧なデザイン、丸紋の周囲のお花や唐草にも、かすかなぼかし染めを施して、なんだかちょっとため息がでそうに美しい友禅です。

チョコレート色の袋帯、大文字屋庄兵衛袋帯「宝物献上裂文」をコーディネートしました。

大文字屋庄兵衛袋帯「宝物献上裂文」

この文様は、正倉院所蔵の宝刀から考案されたもので、古来より刀は邪気を払い災いを絶つ力を秘めるものと考えられていました。そして子供が誕生するとその成長を願いあらゆる災難を断ち切るものとして守り刀を送りました。装飾的な美しさばかりでなく身を守りお家をお守りする帯となりますよう心を込めて織り上げられたものです。

お色違いもご用意しています。

せっかくですので、こちらもコーディネート!本日のテーマの華紋更紗柄ではありませんが、文箱を描いた風情たっぷりの手描き友禅付下げです。こげ茶でも濃い紫でもないちょうど中間のようなこっくりとしたお色にお守り刀の帯がとても良く似合いました。古典の世界を今に伝えるコーディネート(^_-)-☆

※手描き友禅付下げ「文箱にシダ笹」商品ページ⇒こちら

さて、いかがでございますでしょうか?

今年も残すところ1か月半でございますが、今年も一年ちゃんとご自分を労わってお過ごしになられましたでしょうか?幸せの近道はご自分を愛しご自身の気持ちを豊かにしてあげることから!なのだとか、どこかに書いてありました。今年も忙しくって自分をおろそかにしがち、ちゃんと愛してあげられていないな、そう思われましたらどうぞ気持ちがほっこり膨らむ素敵なご褒美を探しにお出かけ下さいませ。

このところの帰り道はお月様がとても綺麗です。今夜からは上弦の月がお腹を膨らませる頃です。これから少しずつふっくらと満月に向かいます。元気のパワーも少しずつみなぎる時期でございますので、週末はどうぞ、ちょこっとスキップなんかして元気にお出かけ下さいませ。お目にかかれますのを楽しみにお待ちしております(^_-)-☆

 

今週は、11/18(日)まで

友禅付下げ・訪問着×華やぎの帯展

(対象商品のお仕立て代サービス中です)

※11/18(日)11:00~18:00営業します

11/19(月)定休日20(火)臨時休業

 

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お店でご紹介しているお品や楽しい催事のことはもちろん、お着物周りのお話から、日々思うことや趣味のお話まで、徒然なるままに綴っております。
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