2018年11月9日
ひたすら雨の降る金曜日でした。雨の日はお外が暗くて建物の中もうっすらと暗く感じますが、たまには心落ち着ける雨の日もまぁまぁ良いでしょう。そんな金曜日はいかがお過ごしでしょうか?
本日からは来週からご案内するお品をちょっぴり先出しでご紹介を始めさせて頂こうかと思います。
11/14(水)~11/18(日)
友禅付下げ・訪問着×華やぎの帯展
※11/18(日)11:00~18:00営業します
どうぞご一緒にちょっぴりワクワクを感じて頂けましたら嬉しいです。
友禅染め付下げ「雪の結晶」
フロスティブルー、霜が降りる凍るようなヒンヤリとしたブルーという意味です。
今年はなんだか冬が足踏みしているようで、ほっこりとした気温の日が続いておりますが、とはいえ街ではそろそろクリスマスの飾りつけが始まりました。ちょっぴり気が早いかなと思いますが、とはいえクリスマスシーズンは楽しみでもあります。
チラチラと雪が舞うような地紋は光が当たるとキラキラします。雪の結晶は白×シルバーの友禅です。上前の結晶には銀糸の刺繍が施されています。
雪の結晶は六角形、お星さまは五角形なのにでも雪は六角形、どうしてでしょう?それはね、六角形は六角形どおしお隣さんとくっついていられるから。お空の上ではみんなくっついて暮らしていたんです。雪は私たちのところに降りて来る前はみんなくっついていたんです。地上に降りるときに、ひらひらと離れ離れで降りてくるんです。
なんてったって、キラキラと輝く雪の景色を描くため、一人一人が大事なお仕事をしてくれて、そしてまたお空に帰るとみんなひっついて暮らすんです。ホントですよ(*^^*)
幻想的な雪の季節には、景色をまとうような美しい着姿をご披露なさいませんでしょうか?お外はヒンヤリでも心はほっこり、楽しい季節のはじまりです。
コーディネートの帯は、大文字屋庄兵衛袋帯「松韻(しょういん)」。少し前にご紹介しておりました松韻のお色違いでございます。こちらは純白の雪をまとったような松の梢です。
一年を通じて緑を絶やさない松ですが、雪をまとうととても幻想的で美しい姿を現してくれます。思えば、雪持ちの松はなんだかクリスマスツリーのようにも見えたりして。物語を紡ぐ素敵な帯がとても心地よく感じます。
松の語源は色々あるようですが、神様が梢に宿るのを「待つ」と言う意味もあったり、冬でも枯れない松は神様が来るための目印とも言われるようです。
もしかすると、しっとりとした雪の夜、素敵な天使が舞い降りてくれる、かもしれませんね。
袋帯ですが、小紋~訪問着までお召し頂けます。とても使い勝手の良い帯であることも嬉しいです。
さて、雨の様子はどうでしょう?雪のお話なんかしていると、お外の雨が雪に変わるのかも?なんて思えてきてしまいますが、いえいえ、それにはまだ気が早い(^^;どうやら明日の東京地方はグンと気温があがりそうです。
各地の紅葉も見頃を迎える頃とのこと、お出かけ予定の方も多いかと思いますが(^^;お店は通常通り営業しております。お散歩帰りにお近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りくださいませ。
来週は
11/14(水)~11/18(日)
友禅付下げ・訪問着×華やぎの帯展
※11/18(日)11:00~18:00営業します
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