2018年9月25日
しとしと雨の一日になりました。お店はビルの中ではなくて一軒家の3階建て。一階に和雑貨屋さん、地下にテーラーさん、当店は玄関は1階ですがお店部分は2階で3階が事務所です。雨が降ると建物の周りを雨のカーテンがすっぽりと覆って、なんだかお外の世界が少し遠く感じます。不思議です。連休明け、いかがお過ごしでしょうか?
ところで、今日は一日じゅう雨に降られてしまっていますが、でもでも昨夜は「十五夜」でございました。ご覧になることができましたでしょうか?
昨日はムシムシと暑い一日でした。夕方ほの暗いうちに昇った十五夜の月。沈んだばかりの太陽を浴びて火照った姿をあらわしました。
近頃は誰かさんが月旅行に行くとかで、お月様を巡って地球の片隅が騒がしいことでございますが・・・月の兎たちは、このところやっと平穏を取り戻していたところだったのに・・・とんでもないことにならないといいけど・・・なんてザワザワしているかもしれません💦
月兎の身を案じつつも昨夜はほっこり月見酒、ほんのり生暖かい名月の夜でした。
やはり、今日はお月様にちなんで、こんなコーディネートかな。
秋の夜長にはしっとりとした江戸小紋が良く似合います。廣瀬雄一さんの江戸小紋です。この優しい色がとても気に入っています。クールに見えて優しい色。やわらかな唐草の文様もとても可愛らしくて、廣瀬さんのセンスの光る作品です。
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これからしばらくの間は、10月十三夜、11月十日夜と、お月様と暮らす素敵な季節でございます。
そういえば先日3000m上空の山の夜、寒空の下一人で満点の星空をしげしげ眺めておりましたら、「月がきれいですね」と見知らぬ山男さんに声をかけられました。ちょうど上弦の月が山の上に昇ったところでした。街では知らない人にそんなこと話しかけられることはありませんが、大自然の中ならではでしょうか。突然にお月様のことを言われるとドキッとして、えっ?山男さんは月の人?なんて思わずファンタジーが混乱しそうになりましたが💦でも、お月様はどんな時代でも私たちにとって夢と浪漫の対象であり続けてくれることに、なんだかキュンといたしました。
夜が更けてようやく火照りがおさまり、白々と凛としたお月様の姿になりました。毅然としたお月様の姿を見ていると、たとえ何があろうと私は私、騒ぐことはありません。そう聞こえてきそうでした。
そうそう、その山男さんのことですが・・・実は少しおしゃべりをしてからおやすみなさいを言ってお部屋に帰りました。気になって翌朝山小屋をあちこち見渡したのですが、どうにもお姿を見つけることができませんでした。もしかして月に帰ってしまわれたのでしょうか?なんて(^^; 月の美しい晩にはやっぱり不思議なことが起きるのです。
美しいお月様を見つけたら、ちょっと誰かに言ってみませんか?
「今晩は月がきれいですよ」なんてネ。
どうやら秋の長雨が続きそうです。
次にお月様に会えるのは少し先になりそうですが、秋はこれから。ゆっくりのんびりと過ごしてまいりましょう。
今週も通常通り営業しております。秋冬のご相談やおしゃべり、またどうぞ楽しみにお待ちしております。
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