2018年4月20日
華やかにお届けしてまいりました『はんなり訪問着店内展示会』は、いよいよ明日(4/21土曜日)まででございます。
ご紹介してまいりました作品は4/21(土)閉店時刻には染め元に戻ってしまいます。もし明日も、ご来店が難しそうけど見てみたい、検討中だけどどうしよぉ・・・などなど、気になる作品がありましたら、お早目に、どうぞお気楽にお問合せ下さいますようお願いいたします。どれも一点ものでございますので、来週以降への居残りなども承ります(^_-)-☆
※4/21(土)夜10時~4/23(月)まで、セキュリティやサーバーの変更作業をいたしますので、当サイトが見づらくなったり、メールが届かなくなったりします。もしその間にメールを下さいます際は、4/24火曜日午前中までに返信がない場合、誠にお手数でございますがもう一度ご連絡下さいますよう、どうかよろしくお願いします。
さて、本日はこちら。実はこのお着物も昨年に目にしてから、素敵だなぁ~と眺めていた作品です。
手描き友禅訪問着「菊づくし」
とても清々しい、心洗われるようなお着物です。この訪問着の素敵なところは、裾ぼかしの明るい爽やかな水色が誠に素敵なところかな。
でもまず地色のごく淡いグレージュ色がとても好きです。ベージュでもなくグレーでもない、清々しさと上品な大人の風情を感じさせてくれる色です。
裾の爽やかなアクアブルーとのコントラストにも感激してしまいました。大変にモダンなセンスと美しさにうっとりでございます(#^.^#)
金線をつかった洋花のような菊です。白胡粉あげの菊、線だけの菊、色んな菊が華やかに、そして可憐に咲き誇り、不思議な立体感と奥行きが巧みに表現された作品です。
日本の花「菊」は一年を通して和装の世界では用いられています。ぜひ実物にお会い頂きたい作品でございます。
(上前~後ろ身頃)
(左肩~左前袖)
百人一首にこんな歌があります。
心あてに折らばや折らむ初霜の
おきまどはせる白菊の花
(凡河内躬恒)
菊は秋の花ではありますが、寒くなりお花に霜がおりてしまい、菊と霜の花が見間違ってしまうほど、どちらも凛と美しさを競っている、そんな清々しい景色を読む歌です。
ふとその情景を思い浮かべてしまいました。霜の降りる中、菊の花は咲いているんだろうか?お花に霜がおりて、菊の花は霜焼けになったりしないのだろうか?なんて心配してしまいますが(^^; 菊は古来よりずっと、その凛とした佇まいや慎ましやかで上品な美しさを誇りとされてきたのですね。
そういえば、「菊」は女性の名前にとても多く使われてきました。でも、当店の住所録の中には、お一人も「菊」のつくお名前の方はいらっしゃいません。友人知人を見渡しても・・・なかなか見当たりません。ただ、私のおばあちゃんの名前は「きくゑ」でした(^^; きっと古くは、そんな菊の持つ美しさが日本女性の理想とされたのでしょうね(^^;
(後ろ肩~左後ろ袖)
でも、このお着物の菊は、もう少し現代的なのです。
心地よい空に向かい、羽を伸ばすように花びらを泳がせて、もっと自由に、もっとのびのびと、開放的な清々しさが魅力なのです。
もう少し自分らしく、もう少し軽やかに。
花びらをきれいに揃えなくても良いんだよ!咲きたくない時には咲かなくても良いんだよ!お空に憧れたら飛んで行っても良いのです。
そんな朗らかでイキイキとした、今の女性のありようが大変に美しく描かれたお着物だと思います(*^-^*)
ということで、明日の土曜日まででございます。華やかな貴重な機会でございますので、お時間がありましたらどうぞ遊びにいらして下さいませ。
お天気の良い週末、お目にかかれますのを楽しみにお待ち申し上げております。
※ご紹介中の訪問着は、4/21(土)閉店時刻(午後7時)少し前には染め元に戻ってしまいます。気になる作品がありましたらどうぞお早目にお気楽にお問合せ下さいませ(*^^*)
※江戸小紋のお誂えやコーディネートご提案、その他メンテナンスなどもどうぞお気軽にお出かけください。
▼▽▼重要▼▽▼
4/21(土)22:00~4/23(月)午前中
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