2023年10月24日
いよいよ、閉店までカウントダウンの一週間となりました。
感謝祭りも終わって、お取引様へと戻っていくお品を眺めつつ、あれ?なんと、うっかりしていました!成謙さんの友禅のお品たちの撤収は明日の水曜日だったのでした💦 な、なんと!
随分とご売約を頂きましたが、それでもまだ居てくれるならば、たぶん最後となるコーディネートは友禅小紋でやってみよう(*^^*)
友禅小紋「若松菱」×友禅染め帯「雪持ち竹」
季節の帯の中では「雪景色」を描いた情景が好きです。以前にはハラハラと雪の舞う夜の雪原を描いた帯もありましたが、友禅の作品の中では、この「雪持ち」が定番中の定番でもあり、ことにこの絵はとても美しいです。雪の輪郭を描いた銀糸目のおかげで、端っこが解け始めて透き通っているように見せてくれて、とても秀逸な絵心を感じます。
雪埋む園の呉竹折れ伏して
ねぐら求むる村雀かな
(西行)
目覚めたら、もっこりと雪が積もっていたりする、ある冬の朝。昨日お庭で遊んでいた雀たちはいずこへ行ったのでしょう(^^;)、ほの暖かい太陽が、雪の端っこを溶かし始めました。
この小紋は、感謝祭り期間中も何度か候補に挙げて頂きました。多くの方は、道行コートや羽織仕立てをご検討された、粋で大人で、ちょこっと華のある素敵な小紋でした。
(ごめんなさい。ご売約となりました)
毎日コーディネートの撮影をしてまいりましたが、一人で机上で繰り広げていると、あっそろそろ羽織を着せてあげなくちゃ!とか、帯締めは効かせてあげようね!とか、誰にというわけでもないけれど、まるで着せ替え人形でもいるみたいに独り言をつぶやきながら作業していました。
今朝も、素敵なお出かけを楽しんでもらえるように、ちゃんと着せてあげましょう。どんな羽織が良いでしょう?風雅を解する素敵なあなたには、こんな羽織はいがかでしょう?
「シケかすみ」
ほら❣ ちょっと好き、かなり好きです!ゆったりと時間に余裕を持って、お出かけを楽しみたい秋なのでございますね。
※コーディネートをしておきながら、誠に申し訳ないことですが、間もなく閉店日を迎えますもので、もうこの後は、着物や羽織コートのお仕立てはお受けできませんこと、どうかご了承下さいませ。反物でのお渡しは可能です。m(__)m ちなみに「雪持ち竹」の帯は、通常価格176,000円→123,200円(お仕立て別)
コーディネートってセンスが必要?コーディネートって難しい!これにこれって合わせてもいいの?そう悩まれるお声をとてもたくさんお聞きしてまいりました。
でもね、その度に申し上げてきたことは、センスというより個性です。お着物は着て楽しむもの、だから「着(気)楽」でいいのです。合わせてダメなものなんて、ホントはないのでありますから。なんとなくテイスト違うよね!とか、なんか私はそれ好きじゃない、とか、これこれこんなのが好き!そんな感覚で良いのだと思っています。
だって、着物はお洒落を楽しむためのもの。小難しいことを言っていては全然楽しくないのですから、今のご自身の気分を大事にして、誰とどこに行くのか?その相手や場所にちょこっとだけ寄り添って頂ければ良いのです。どうかこれからも「楽しめる」お着物ライフをお送り頂けますことを、心よりお祈りしております。
秋晴れが続きますね。営業日はあと数日となりましたので、ご用がございましたら、どうぞお早目にご遠慮なくご相談下さいませ。
*営業時間*
午前11時~午後6時
(定休日:日曜日・月曜日)
お問い合わせはこちら