2023年6月23日
本日までの「夏のよそほひ展」には色々お出かけ下さり、お買い物下さり、誠にありがとうございます。週明けの火曜日には、染元さんや織元さんへと戻るお品たちが多数ございます。もし心残りがありましたら、日曜日・月曜日の間にメールやメッセージにてご連絡下さいませ。居残りしてご覧頂けるものもございますので。
さて実は、ただ今お店には、お月様を描いた染め帯が2点ございます。
個人的には、毎晩の晩酌は、自宅のベランダで月を眺めて過ごしています。(私ごとで恐縮ですが)ほろ酔いが進むと「私はさ、いつかあそこに帰るよ」と、時々本気で思ったり💦だから、お月様は心の拠り所となっておりまして、ほにゃららな宇宙船たちがあの月を荒らしたりしないで欲しいわけであり、あそこは、いつか色んなことから解放されたら辿りつけるかもしれぬ、桃源郷であり続けて欲しいなと思っています。
という、おかしな話はさておいて、
まずこちら、夏単衣素材染め名古屋帯「御簾に秋草」
そしてこちらは、塩瀬染め名古屋帯「御簾に秋草名月」
夏単衣素材のこちらの帯のお月さまは・・・↓↓↓
夜になって気温が下がり始める頃、咲き始めた秋草たちを愛しみつつ、暑さの煙る空に浮かんだお月様。ススキの若い穂が揺れていて、桔梗やナデシコや、菊の花が秋を知らせようと、御簾ごしにも涼を感じさせてくれる、そんな情景でしょうか。
※こちらはただ今商品ページでもご案内中➨https://someichie.com/item/27712.html
(↑)のコーディネートは、夏大島「ススキ」➨https://someichie.com/item/22440.html
そして、塩瀬の帯地に繊細な友禅で描かれた、見事な秋草に御簾をも通り抜ける神々しい明かりを放つ名月の夜。
草花も月も、御簾越しの景色なのですよ。よぉく見ると、ほらね!でも、秋が深まり、全ての草花が誇らしげに仰ぐ夜空の月は、なんと美しいのでございましょう。
今年の十五夜は、9月29日。お月見の頃には、気温が下がり、お着物にも優しい時期になっていることと思います。
※こちらの名月の帯は、実は「夏のよそほひ展」の間、こよなく月を愛する店主の心の慰めにと、お取引様が持って来て下さっていたもので、来週明けには染元さんに戻って行ってしまいます。もし、気になられるようでしたら、どうぞお声をおかけください。居残りして頂きます(*^^*)
(↑)のコーディネートは、染小紋「かすみぼかし」➨https://someichie.com/item/20699.html
秋ほど月が恋しく身近に感じられる季節はないかもしれません。それゆえ、秋草たちはこれほどにも月に焦がれているのかもしれませんね。いや、もしかして、お月様が心を寄せてくれるから、秋草たちはのんびり風に吹かれているのかもしれません。
日曜日・月曜日は定休日を頂戴いたします。お休み明けも、またゆるゆるとお付き合い下さいませ。
*営業時間*
午前11時~午後6時
(定休日:日曜日・月曜日)
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