2023年5月17日
◆『江戸小紋職人さんが伊勢型紙で染めた綿・麻、浴衣展』(5/20土曜日まで)開催中です❣
本日は、近江麻に伊勢型紙で染めた作品をご紹介いたします。
近江麻は、平織のサラサラとした麻です。シボのあるちぢみ織物とは違いスベスベ感が涼やかな織物です。伊勢型紙で染めた3点をコーディネートしてみました。
半巾帯で浴衣として、または名古屋帯をあわせて夏着物として、真夏の間のお出かけに色々なシーンで楽しんで頂けます。
ラベンダーカラー「菊」
染め上がったばかりの作品です。しっとりとした渋みのあるラベンダー色です。暑い季節に渋みのあるお色は、見た目を涼やかに癒してくれます。よく見ると、江戸小紋らしい細やかな錐彫りの菊が染められています。浴衣と夏着物、ダブルで楽しめて、透け感と軽さの心地よさが快適なお着物です。
大麻型絵染め名古屋帯「ススキに蜻蛉」をあわせてみました。(帯も期間限定でご案内中です)
6月~9月いっぱい、移りゆく季節の風を感じながら、ひんやりと穏やかな夏をお過ごし頂けますように。
濃紺色「萩」
夏の透ける素材に染めた濃紺色は、不思議と見た目を癒します。それは、薄いお色よりもさらに透け感が良く分かり、あ~涼しそうだなって感じるからかもしれません。夏の着物美人を作ってくれる濃紺色に、情緒たっぷりの萩を丁寧に染め上げた作品です。夏着物としてはもちろんですが、半巾帯で大人の浴衣風にお召しになっても素敵です。
夏ひとえの染め名古屋帯「涼柳」をあわせました。夏の日の思い出深い物語を紡ぐような風情のあるコーディネートです。
※帯の詳細はこちら➨https://someichie.com/item/22168.html
薄花色「萩」
渋みのあるブルーグレーの地色に染めた萩です。和名では「薄はなだ色」や「薄花色」という色合いが近いかな、と思います。透け感を感じると、さらに淡くしっとりとした色合いに写ります。夏の暑さを鎮めてくれる色でもあり、萩を渡る秋風を感じる色でもあります。
「真綿紗」の八寸帯「雪輪」をあわせてみました。愛らしいクリームイエローにひんやり雪輪を織り出した帯。野趣感のある真綿を紗織にした風情のある透け感も良く似合いました。
※帯の詳細はこちら➨https://someichie.com/item/22270.html
なんと今日は30度を超えた真夏日となりました。こんなに早くお店のエアコンをつけるとは、驚きでありますが、暑さを感じたら、無理をなさらずに、衣替えはどうぞ臨機応変にお願いいたします。
夏が来るね!と思いをはせつつ、色んなことが頭の中をぐるぐる巡ります。装いも暮らしも、少しずつ夏仕様に変えていくのはちょこっと楽しいことでもございますね。
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*営業時間*
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(定休日:日曜日・月曜日)
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