能登上布×大麻夏帯能登上布×大麻夏帯

2023年4月27日

能登上布×大麻夏帯

本日の新入荷の上布のご紹介は「能登上布」です。

お天気の良い昼下がり、ぶらりと訪ねて下さったお客様に、素敵ね~とお褒め頂きました。

能登は苧麻(ちょま)の一大産地でありましたが、現在ではたった一軒の織元さん(山崎仁一さん)だけとなり、大変希少な織物となった「能登上布」です。

シュワシュワっとした縮織物と異なり、すっきりとしたシャリ感のある平織の麻。能登上布の特徴は、なんといっても心地よいハリ感と、スベスベさらりとした触感です。それは、仕上げ加工に蝋引きを行い、独特の美しい艶を持つことによるものです。

おかげで、着姿がとてもスマートにモダンな印象を感じさせてくれます。また、お召しになるとできるシワさえも、自然布で気負いのない癒され感となり、見る目を心地よく癒してくれます。

生成りに墨色の細やかな縞柄です。縞の太さや間隔に微妙な「間」があるのが手織りの風合いで、五月雨のような情緒豊かな織上がりです。

※商品ページにご紹介いたしました⇒https://someichie.com/item/27654.html

そして本日のコーディネートは、こちらも新入荷の大麻型絵染めの名古屋帯「昼夜草花」です。

砂色(灰色ベージュ)の色彩のナチュラル感と、昼夜に咲く夏の草花の風情が、自然布の風合いにとても良く似合います。

※大麻夏帯「昼夜草花」商品ページではこちら➨https://someichie.com/item/27601.html

夏のことを考えると、暑くてとても着物なんて無理なんじゃないか、なんておっしゃる方も多くいらっしゃいますが、でも、でもでも、風を含んだ織物たちの心地よさ!は夏にしか味わうことができません。それに、夏はお着付けが少しゆるんでいても、見た目はほっこり癒されたりするものですから、夏を諦めるのはやっぱりもったいないですね。

さて、間もなくGWでございます。ご予定のほどはいかがでしょうか?なんだかお天気が不安定なようですが、どうぞ何かしらちょっぴり非日常なご計画をいかがでしょう?

そうそう、ここ青山界隈では、今年も根津美術館のカキツバタが咲きそろっているようです。(本日お迎えしたお客様の帯もカキツバタでした)。美術館では、もちろん恒例の屏風絵の展覧会も!お天気の良い日にはお着物でお散歩も楽しい季節でございます。どちら様にも、どうぞ心豊かな季節でありますように。

4/30(日)~5/8(月)GW休業

*営業時間*

午前11時~午後6時

(定休日:日曜日・月曜日)

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