2023年2月21日
2/23(祝・木)まで
大島&琉球織物コーディネート展
開催中
本場大島紬(白大島・泥大島・色大島)
琉球織物(琉球絣・花織着尺・久米島紬など)
花織の帯、琉球紅型の帯
南風原(はえばる)町は沖縄最大の織物の産地です。花織や琉球絣などの伝統的な織物を手掛ける産地として多くの琉球織物ファンに愛されています。本日は、伝統的絣柄の「琉球絣」と、そのサラリとした触感がさえる無地の琉球絣をご紹介いたします。
「琉球絣」の特徴は柄の豊かさにあると言われます。多彩な幾何学模様の柄は、琉球王府の「御絵図帳(みえずちょう)」に残されています。それをもとに、現代の職人さんたちが、今の感覚を取り入れて多様なアレンジを加えて織り出されています。
生糸を織り交ぜたさらりとした着心地の琉球絣は、単衣にお召しになる方も多く、気軽な絣のお着物として幅広く愛されています。
琉球絣「ウージ染」(グリーン系)
ウージとはサトウキビのことです。サトウキビの葉や穂を用いて染料を作り、糸を染めています。染液につける時間や、 葉を刈り取る季節によっても少しづつ色が変化し、若草色や萌葱色などの グリーン系から黄金色などの落ち着いたイエロー系まで実に様々な色を楽しむことができます。
模様は伝統的な絣柄。トウイグワー(燕)やブリブザー(群星)にタテ絣を加えて、楽しいデザインが琉球絣の特徴です。
八重山ミンサー八寸帯をあわせてみました。
八重山ミンサー(黄系)
五つと四つの絣模様は「いつ(五つ)の世(四つ)までも末永く」という、土地に暮らす人々の温かな思いが込められています。
(こちらは絹のミンサーです)
琉球絣「小絣」
タテ絣とヨコ絣を織り交ぜて、モダンでさわやかな琉球絣です。
こちらのお品は商品ページでもご紹介しています➨https://someichie.com/item/23909.html
清々しい竹富ミンサー八寸帯をあわせてみました。
海の色と空の色のグラデーションが瑞々しく心地よい色彩のコーディネートになりました。
ミンサーは、竹富島が発祥といわれ、石垣島と竹富町で織られています。あえて証紙に「竹富ミンサー」と貼付しているのは、その発祥の地にて、伝統的な綿織物として草木染めにて糸を染め織り上げている作品だからです。
琉球絣「ウージ染」(黄金色系)
ウージ染めは、サトウキビの葉の青々とした夏の時期には黄色が強くなるのだそうです。豊かな自然の色味が優しく包んでくれます。トウイグワー(燕)が気持ちよく舞う、南国の風情を感じる作品です。
シックな色の八重山ミンサー八寸帯をあわせてみました。
(こちらは絹のミンサーです)
~無地の琉球絣~
無地の琉球絣は珍しいのですが、サラリ感が魅力の織物は、単衣の紬織物としてコーディネートも多彩にお楽しみいただけます。
クリームイエロー
琉球紅型名古屋帯「サクラランとモンステラ」コーディネート
ローズピンク
首里花織名古屋帯とコーディネート!
フレンチグレイ
南風原花織八寸帯とコーディネート!
さて、「本場大島紬&琉球織物展」を賑やかにご案内してきております。毎日画像が盛りだくさんで、もしや、スルッと通り過ぎてしまわれたものもあるかもしれません。お時間がありましたら、ぜひもう一度、下記の各項目にリンクを貼っています。どうぞクリックしてご覧になってみてください。
会期は2/23(祝木)まで、一部は25(土)まで居残り可能ですので、お時間の都合のつかない方は、どうぞご遠慮なく〇〇居残り希望!をお知らせください。
~本場大島紬~
~琉球織物~
*営業時間*
午前11時~午後6時
(定休日:日曜日・月曜日)
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