紬好きの久米島紬コーディネート紬好きの久米島紬コーディネート

2023年2月17日

紬好きの久米島紬コーディネート

2/23(祝・木)まで
大島&琉球織物コーディネート展
開催中

本場大島紬(白大島・泥大島・色大島)
琉球織物(琉球絣・花織着尺・久米島紬など)

花織の帯、琉球紅型の帯

本日は、ほっこりと心温まる「久米島紬」のコーディネートをご紹介いたします。

久米島紬は、手紬の真綿糸を用いた紬らしい織物です。紬の原点・紬のお手本ともいわれ、古くは琉球王国、薩摩藩の貢納布の歴史を持ち、近年は国の重要無形文化財にも指定されています。

島に自生する植物や大地の泥を使った草木染めの独特の色調は久米島紬ならではです。大自然の恵みと豊かさ、懐かしい物語が紡がれるようなこの上ない癒され感は、紬好きの皆さまに愛され続けています。

黄土色 琉球絣

草木染め(シーザー・テイカチ・泥)

草木の染料を染め重ねることで生まれた色。一言で黄土色なんて言ってしまうのが申し訳ないぐらいですが、気持ちがすぅっと吸い込まれる落ち着きを感じる色です。琉球で継承されてきた絣模様、トウイグワー(燕)バンジョカニ(金尺)カキジャー(波型)ブリブザー(群星)が織り出されています。

模様の意味を知らなくても、何かしら心に伝わってくるものがありますね。可愛らしくもあり、素朴でもあり、親しくお召し頂ける織物です。

*コーディネート*

首里花織名古屋帯(六通柄)

シャリンバイや茜などの植物染料を用いて、優しい色合いに染めた糸を、丁寧な花織で織り上げられています。モダンな愛らしさとスッキリとした美しさは、紬織物だけでなく染めのお着物にもマッチします。

泥 小格子

(草木染め シャリンバイ・ホルトノキ)

シックなグレー調にほんのりと泥染めの茶味を加えたような、独特な色合いの糸を織り上げています。太さを変えた格子柄で、リズム感のある楽しいカジュアル着物です。

普段の気の置けないお出かけに、気軽にお召し頂けて、丈夫で安心で、可愛い装いをお楽しみ頂けます。

*コーディネート*

首里花織八寸帯

目にも鮮やかなイエローに、情緒豊かな花織を施した八寸帯です。しっかりとしたハリ感が魅力で、ほこっと結べる気楽なお出かけスタイルが仕上がります。

泥 琉球絣

(草木染 シャリンバイ 泥)

こっくりとした泥染めの風合いが豊かで、絣の色は可愛らしくて、親しみを感じる癒され大人紬、と言う感じでしょうか。黒と一概に申しても、こんなに優しく包みこんでくれるような黒の世界もあるんだな、と思います。トウイグワー(燕)インヌフィザー(犬の足跡)の愛らしい絣柄が目を引きます。

お袖を通せば通すほど、馴染んでくる安心感と、いつ見ても可愛いデザインが魅力です。

*コーディネート*

琉球紅型名古屋帯(津田かすみ作)

ブーゲンビリアと蝶々の幻想的な景色を描いた紅型の帯。南国らしい華やぎと、上品な色調でコーディネートに華を添えてくれます。

連日盛りだくさんにご紹介をしておりますが、いかがでしょうか?

明日の土曜日もお出かけ日和のお天気になりそうです。実物に会いにいらっしゃいませんか?

店内賑やかに展示しております。どうぞ、お気楽に春の街にお出かけ下さいませ。お目にかかれますのを楽しみにしております。

※お値段など、お問合せはご遠慮なくお申しつけ下さい。

*営業時間*

午前11時~午後6時

時間外ご予約承ります

(定休日:日曜日・月曜日)

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