2022年9月10日
【秋一番の新作、早割サービス】9/12(月)までにご連絡を頂きましたら、早割サービスを適用させて頂きます。日・月は定休日ですが、メールやメッセージにてご連絡くださいませ。
さて、昨夜は久しぶりに、雲の間からお月様が顔を見せてくれました。
木の間よりもりくる月の影見れば
心づくしの秋は来にけり(よみ人しらず)
そして、今宵は「十五夜」でございます。東京では、なんとかお会いできそうですが、皆さまのお住まいのところではいかがでしょう?
十五夜を迎えると、夜の空気の肌ざわりが心地よくなり、少しほっといたいます。
画像は、9月20日より、東京友禅三人展を開催いたします。その期間中にご案内予定の帯です。満月の夜、風が野原を吹き抜けると、どこからともなく聞こえる笛の音にあわせ、桔梗の花々が美しい歌を口ずさむのです。
東京友禅「染谷洋作」“月夜”
な~んてことを想像すると…、なんだかもの悲しくなったりもいたします。秋の月、秋の風、虫の声・・・なるほど、どうやら秋は心のすき間に忍び込み、ひ弱な琴線を響かせるのかもしれませんね。そうそう、哀愁の愁は、秋の心と書きますゆえ。
月見ればちぢにものこそ悲しけれ
わが身一つの 秋にはあらねど(大江千里)
が、しかし!なんと、うちの番兎たちはというと、今晩は酒盛り?
お店の玄関の上がりかまちのところで、毎日お客様をお迎えしている、信楽焼の兎です。ご来店下さったことのある方には、この子たち(ピョンとピョ子といいます)お気づき下さっていますでしょうか?開業以来ずっと、お店番をしていてくれています。
店内には、この子たち以外にも、(これまたお気づきかどうかわかりませんが)階段の踊り場には、三味線兎たちもおりまして、お月見の夜は、店主が帰宅してしまった後、みんなで窓辺に集まって、年々せちがらくなる兎の立場を憂いたりしているようです(^^;)。
でも、大丈夫!なんと来年は、兎年でありますから、今宵の宴会は、パッと盛り上がるかもしれません。
ということで、今晩は、仲秋の名月でございます🌕
月々に月見る月は多けれど
月見る月はこの月の月
どちら様も、どうぞ素敵な月夜をお過ごしくださいますように。
日曜日・月曜日は定休日を頂戴いたします。お休み明け、さわやかな秋に、また元気にお目にかかれますように。
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(定休日:日曜日・月曜日)
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