越後上布コーディネート越後上布コーディネート

2022年6月15日

越後上布コーディネート

本日は、くつろぎの夏に最適な、越後上布×もじり織八寸帯の、情緒豊かなコーディネートをしてみました!(~6/25まで期間限定ご案内中のコーディネートです)

越後上布「百亀甲柄」(麻)

白たか もじり織八寸帯(絹糸・榀糸)

『越後上布』といえば、重要無形文化財であり、手積みの苧麻(ちょま)糸を用いて、手で一つ一つ絣を括りイザリ機で手間をかけて織る最高級の麻織物ですね。いやもう、それはそれは憧れの夏きもの、とてもとても・・・(>_<)

しかし!今回ご紹介する越後上布は!!

膨大な時間と手間と熟練の労力を要する「手積みの苧麻」を「紡績糸の苧麻(ラミー糸)」に置き換えた越後上布です。そのため価格がうんと抑えられ、手の届く憧れの夏きものになりました。ほら、こんなに涼やか!

もちろん文化財の越後上布と同じ、精緻な絣は手括りでしか作れません。ちゃんと人の手で織り上げられている、正直なプライドのある越後上布です。

夏の麻きものというと、ちぢみ織物が大半を占めるようになりましたが、ちぢみ織物の多くが自動織機で大量生産されるのに対し、平織りの越後上布は自動織機に馴染みません。そのため高機で人の手によって織り上げられています。

同じように紡績糸を用いた平織の織物に能登上布がありますが、能登上布がツルツルした風合いなのに対して、越後上布にはわずかに凹凸があります。そのため、能登上布よりシワや折れに対する回復性が幾分かよくて、メンテナンス性もよい素直な生地に仕上がっています。細やかな亀甲柄なら尚更、少々のシワが気になりません。

何しろ涼やかなシャリ感は、日本の夏の強い味方でございます。

ベージュと墨色の繊細な絣が交じり合い、全体にうっすらと緑味を帯びたベージュ色に見えます。お召しになると、ほんのりと顔なじみの良い淡ベージュ色に写ります。ほっと癒されるような自然体のお色味に気持ちが安らぎます。

コーディネートした帯は、夏のざっくりとした野趣感を感じさせてくれる、もじり織の八寸帯です。

タテ糸がからみあって空間を作り、涼感たっぷりな織り上がりに加え、ヨコ糸に榀(しな)糸がまじりあっていることで、ナチュラルな野趣感を感じさせてくれる、ほっこりとした夏の自然な風合いをお楽しみ頂ける帯です。

やわらかにしなる感じと、肌ざわりの夏らしい素材感、モダンでもあり、素朴でもあり、濃い色の着物でも淡い色の着物でも、誠に良く似合う優れた帯だなと思います。

夏の麻きものはもちろん、絹のお着物にも、コーディネートを楽しんでお召し頂ける帯です。

情緒のある上質カジュアルな装いで、どうぞ心地よい夏をお過ごし頂きたいなと思います。

※お値段はお気軽にお問合せください。

*おまけ*

本日、マンガン染め小千谷ちぢみ「墨色の蚊絣」も入りました。濃い色目のお着物にも、こんなに良く似合う、もじり織の八寸帯です。

(マンガン染め小千谷ちぢみのページは⇒こちらクリック)

湿気の多い日本の夏には、発汗性に優れた麻のものがとても心地よくあり、それゆえに、長い時を超えて産地産地でよきものを作り続けて今日に引き継がれてまいりました。しかしながら、昨今では、職人技を駆使した作品が年々少なくなり、希少性が高まってきております。

お着物に親しまれる皆さまには、ぜひ、よきものに触れる機会をどうぞ楽しんで頂けましたら嬉しいな、と思います。

お出かけついでに、お時間がありましたら、どうぞ遊びにいらして下さいませ。お目にかかれますのを楽しみにお待ちしております。

***

*営業時間*

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時間外ご予約承ります

(定休日:日曜日・月曜日)

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