「能登上布」に「しな布」の帯「能登上布」に「しな布」の帯

2022年6月11日

「能登上布」に「しな布」の帯

6/25(土)まで

真夏の麻×麻コーディネート展

をご案内中です

本日は、麻の上布「能登上布」に、頼りがいのある自然布「しな布」の帯で、真夏のしっとり粋なコーディネートをご紹介いたします!

ヒンヤリとした上質な麻の心地よさに、自然布の豊かな風合いを添えて、暑い夏を乗り切りましょう、と思います(*^^*)

真夏の麻では「ちぢみ」織物が大勢を占めるようになりましたが、シボのない平織りの麻のすっきり感、シャリ感、ツルツルとした光沢感は、シュワシュワのちぢみ織物と違い、また格別でもあります。

能登上布の特徴は、なんといっても心地よいハリ感とスベスベさらりとした触感です。おかげで、着姿がとてもスマートにモダンな印象を感じさせてくれます。

能登は、古くから苧麻の生産地であり、かつては麻の生産量日本一を誇る産地でしたが、現在ではたった一軒の織元さん(山崎仁一さん)の工房だけとなり、数の少ない希少な織物となってしまいました。

能登上布のこのスベスベさらりとした風合いは、たまに宮古上布と見間違えられることもあるようで…。それは、どちらも平織りの麻で、仕上げ加工に蝋引きを行い、独特の美しい艶を持つことが似ているからかもしれません。

しかし宮古上布といえば、麻の最高級品として名高い希少品です。一方、能登上布は、苧麻の手積み糸を用いる宮古上布と違い、紡績ラミー糸を化学染料で染めてスピードアップできるバッタン式の機で織ることで、コストは宮古上布の1/10ほどにやさしくなり、身近に楽しむことのできるのも嬉しい上布なのです(*^^*) 

今回ご紹介の作品は、やや藍緑がかったグレー「藍鼠色」に墨色の縞柄です。黒でもなく紺色でもなく、気持ち良いニュアンスの色合いは、夏の暑さを癒してくれるお色です。縞の太さや間隔が微妙なあんばいで織り込まれた美しく粋なデザインです。

清々しい透け感を楽しめる能登上布は、着るほどに、洗うほどに、こなれたお洒落を楽しむことができます。

シナノキの樹皮を糸に紡いで織り上げた、秘境の天然繊維「しな布」の八寸帯です。

しな布は、「科布」「榀布」とも書きますが、シナノキの樹皮を剥ぎ、糸にして織られた自然布の一つです。様々な自然布の中でも、自然な色合いやザックリとしたハリのある風合い、素朴感がダイレクトに伝わる夏の帯です。

しな布は縄文時代から作られていたとされますが、現在でも加工の機械化は不可能なため、全て人の手によって制作されています。純朴で丈夫、頼りがいのある天然繊維です。

しな布は縄文、弥生の太古から原料のシナノキが採れるところでは日本各地で作られていました。その丈夫な繊維は着るものだけではなく、袋物など日用品に広く使われていましたが、綿や麻の伝来とともに瞬く間に生産が途絶え、現在では山形県と新潟県にまたがる山間部の集落でのみ、細々とコツコツと作られています。

シナノキを伐採して樹皮を剥ぐ、林業ともいえる仕事を男手がにないます。ちょうど今じぶんの梅雨時が適しているのだそうです。剥いだ樹皮を乾燥させ灰汁煮きをし発酵させ、女性たちが機織りをします。

しかしながら、集落としての存続さえも危ぶまれる秘境で、担い手の高齢化は加速し、現在では、ほんの少しの作品にしかお目にかかることができなくなりました。それでも、こうして私たちの目の前へとやってきてくれたことに、心から愛おしくなります。

しな布の天然の色合いや風合いは 五感にしみわたるもので、コーディネートをしてみると、途端に自然をまとう心地よさに包まれます。

浴衣やちぢみとはひと味違う平織りの麻きもの「能登上布」に「しな布」の帯。大人らしく、自然体の美しさを装う夏をお楽しみ頂けます。

お値段はどうぞご遠慮なくお問合せ下さいませ。

日曜日・月曜日は定休日を頂戴いたしますが、メールやメッセ―ジにはお返事可能です!

ただ誠に申し訳ないことに、この週末は個人的なお引越しを予定しておりまして、お問合せに即レスができないかもしれませんが、必ずお返事申し上げます。お気軽にお尋ね下さいませ。

天候不順の蒸し暑い週末となるようです。いよいよ麻の出番が近い!どちら様もどうぞご体調管理にお気をつけてお過ごし下さいますように。

***

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