2022年5月25日
5/28(土)まで
江戸小紋職人「石塚久美子」作
「夏着物/浴衣」展
開催中です
本日は、麻100%の平織りの素材に、江戸小紋と同じ、伊勢型紙手付けの伝統的な技法で染めた作品をご紹介いたします。
スベスベとした足さばきの良い平織りの麻素材です、大変に軽くて足さばきが良く、そよ風が吹くと裾がひらりとゆれて、涼しそうな着姿がきれいに決まります。
真夏の浴衣として、また小紋風のお着物として、ご着用シーンも幅広くお楽しみ頂ける夏きものです。(着物のお値段は記事下に記載しています)
※衿は、バチ衿でも広衿でも、お好みで。広衿でより着物らしくもいいですし、バチ衿でお手入れらくちんもいいかもです。(ご自宅でお洗濯予定の場合はバチ衿がおすすめです)
萩にススキ(墨紺色)
この細やかな型紙のことを思うと、胸がキュンとなります。墨紺色の世界の中に細やかな白い点々でハギとススキが浮かび上がるデザインです。
情緒たっぷりの秋草の景色がとても素敵で、こんな墨紺色で染めると透け感がよくわかり、涼やかさが抜群です。暑い季節にも、心地よい時間をのんびりとお過ごし頂けます。浴衣でお召し頂いても、上質な装いをお楽しみ頂けます。
染め帯「涼柳」をあわせてみました。夏のお食事会やお出かけにお召し頂けるコーディネートです。暑さを和らげる風情のある組み合わせが素敵です。
萩にススキ(ブルーグレー)
墨紺色と同じ型で染めた、ブルーグレーの萩とススキです。色が違うと印象もガラリと異なります。しっとりとした初秋を思わせる、涼やかな色合いです。一見、地味に見えますが、実は透け感がありますので、光が当たると、いかにも涼しそうで、楚々とした大人の夏姿が美しく映えます。
気負わなずお召しになれますので、穏やかな夏をお過ごし頂けます。
苧麻(からむし)の夏名古屋帯をあわせてみました。苧麻の自然な風合いをそのまま生かした、自然布の帯です。ざっくりとした織上がりで、ナチュラルな大人のコーディネートが夏の暑さを沈めてくれそうです。
唐花更紗
反物を開いて、なんと可愛らしいのでしょうと思わず声をあげてしまいそうです。晴れ渡った青空の色、白い繊細なラインで描いた唐花が浮かび上がる、愛らしくて夏らしい、爽やかな作品です。青空の下では、より一層淡い透け感が涼やかで、浴衣としても、ご年齢問わず、楽しんでお召し頂けます。
気持ちがふわぁ~となって、明るく空へと舞い上がりそうな、ワクワク感がたまりません!
大麻の型絵染め名古屋帯「花更紗」をあわせてみました。爽やかで愛らしい麻着物には、こんな可愛い帯が良く似合いました。
近江麻型染め着物:税込132,000円
店内のお着物が麻や浴衣と軽くなり、展示した反物の裾が、涼やかにエアコンの風に吹かれている様子を眺めていると、夏が来るんだな~としみじみいたします。
今年の夏は親しい人とのんびりと、穏やかで気楽な時間が過ごせますように。そんな日のお着物、展示中でございます。
このところ、お天気もよろしいようで、どうぞぜひ、お目にかかれますのを楽しみにお待ちしております。
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