2022年3月22日
今日は冷たい雨が降りしきる花冷えの一日でした。通勤路の桜はパラパラとほころび始めていましたが、雨に打たれて震えているようで、ちょっと胸がキュンといたします。早く、暖かな日差しに包まれる日になりますように!
みんなの関心は桜にばかり集まっているかもしれませんが、道端の白い椿も次々と花を咲かせておりました。椿は3-4月が最盛期の品種も多く、しばらくの間は、春の花が次々と咲く季節でございます。
ということで、本日は新入荷で到着いたしました、織楽浅野名古屋帯「織部椿」をご紹介いたします。
織部の焼きものに描かれた椿の花を、織楽さんらしくモダンで愛らしい織りであらわした作品です。
白いお花の部分は膨らし織りという織り方で、わずかにふっくらとした、ふくよかな幸せ感じる織になっています。この鉛筆書きのようなデザインがとても好ましくて、お店にもお招きいたしました。
この膨らし織りは、浅野さんの作品に時々使われます。以前には、花ゆきわや雲のデザインもありました。わたくしも愛用中(*^^*) 締めやすくて、お色の派手さはないですが、ふわっとしたスタイリッシュな可愛らしさが魅力です。
◆ショッピングページに掲載いたしました⇒織名古屋帯「織部椿」 | 表参道 染一会 (someichie.com)
本日のコーディネートは、春の新作「染め小紋かすみぼかし」にあわせてみました。
こちらの小紋は、顔周りと裾周り、クリームイエローと利休鼠のどちらのお色がお好みかでお仕立てを変えることができます。そのため、お顔周りをクリームイエローにすると膝下もクリームイエロー(お顔周りを利休鼠色にすると膝下も利休鼠色)なのです。小紋なのに、どこか付下げのような雰囲気のある美しいお着物です。
例えば、お顔周りをきれいでシックな利休鼠にすると、椿の帯がしっとり寄り添って、気持ちトキメクコーディネートになりそうです。
◆小紋「かすみぼかし」⇒こちらにてご案内中:染め小紋「かすみぼかし」 | 表参道 染一会 (someichie.com)
お顔周りを春らしいクリームイエローにお仕立てすると、優しく愛らしく椿の花がほころびます。
今日の東京地方のお天気図には雪だるまマークがありました。みぞれや雪がちらついた場所もあるかもしれません。とにかく寒い!
ですが、ポカポカな春を迎えるために、毎年試される試練でもございます。開き始めた花たちを想いながら、この寒さを乗り越えて、穏やかな春を迎えたいなと思います。
お天気が良くなりましたら、どうぞ、にこにこお出かけ下さいませ。お目にかかれますのを楽しみに、お待ちしております。
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