2022年2月25日
*2月末まで『本場大島紬展』開催中です*
(期間中ご紹介商品のご案内は▽こちらにて)
長々とご案内してまいりました、本場大島紬展は、店内でのご案内は26日(土)まででございます。あれやこれやと賑やかにご紹介してまいりましたが、いかがでございましょうか?ご売約を頂いておりますお品もございますが、まだまだピカピカしゃりんと元気にお店番中でございます。気になるお品がございましたら、どうぞご遠慮なくお問合せ下さいませ。
さて、最後にご紹介するコーディネートは、希少となりました「9マルキ」のお品たちでございます。
大島といえば、このち密な絣柄。存分に味わって頂けるお品たちをコーディネートいたしました。
■小絣(9マルキ)の泥大島に織楽浅野袋帯「蔓花華文」
奄美大島紬グランプリを獲得した作品で、泥染めの濃淡色で織り上げられた、細やかな絣の美しい作品です。泥から糸を引き上げる時間を変えることで、濃淡を生み出しています。無地感覚でお召し頂けて、それでいて近づくと、何とも情緒たっぷりの小絣が目にしみます。
織楽浅野さんの黒地の帯で、お着物通なコーディネートをしてみました。帯締めや帯揚げの明度を高めてニュアンスを持たせると、お洒落なコーディネートが完成します。
■正倉院葡萄唐草(9マルキ)の白大島に染め名古屋帯「曜変天目」
伝統的な正倉院葡萄唐草が鮮やかに織り出された作品です。美しい文様は、こんな細やかな絣であらわしてこそ、脈々と引き継がれる品格が表現できるのだなと思います。こちらも一生ものになりそうな本場大島紬です。白大島の上品な爽やかさも素敵です。
コントラスト豊かに弁柄色の帯をあわせてみました。細やかな文様にはスッキリとしたデザインで、それでいて味わい深い染めの帯が良く似合いました。
■麻の葉(9マルキ)墨紺色の大島紬に刺繍名古屋帯「華紋」
伝統柄の麻の葉は時代を超えてモダンな美しさを誇ります。墨紺色は泥染めではなくて化学染料です。しかし!伝統的な泥ではなく、あえて墨紺色を選ぶことで、現代にマッチしたお洒落な感覚の大島が仕上がっています。しっとりとした色合いと、生き生きとした麻の葉のデザインが時を超え愛着を持って親しんで頂けます。
爽やかで愛らしい刺繍の華紋が、可愛らしく似合います。
今月は、反物を巻く度に、シュシュっとシャリッと軽快な音色がして、必要以上に巻き巻きしております(^^;) そして、大島を身にまとい、これまた必要以上に衣擦れの音をさせてみたり・・・。
全角各地に多くの伝統的染め織りものがありますが、それぞれに地域の風土や人々の暮らしを思いつつ、大事に愛着を持って親しんで頂けること、それはお着物通の醍醐味でございますね。
春が近くなりました。南国の織物大島の風合いをしみじみと味わってみませんか?本場大島紬展、店内でのご案内は2/26(土)までございます。
-期間中限定2割引きでご案内中-
(期間中ご紹介商品のご案内は▽こちらにて)
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*営業時間*
午前11時~午後6時
時間外ご予約承ります
(定休日:日曜日・月曜日)
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