7マルキの本場大島紬7マルキの本場大島紬

2022年2月11日

7マルキの本場大島紬

*2月末まで『本場大島紬展』開催します*

期間中にご用意しております「7マルキ」の大島紬をご紹介いたします。

「マルキ」とは、タテ糸ヨコ糸にどれだけの絣が入っているかをあわらす単位で、5マルキ・7マルキ・9マルキ・12マルキなどがあります。ただ現在では、9マルキとなると大変に数が少なくなり、12マルキは希少品です。この「7マルキ」の本場大島紬は、大島らしい絣のち密さを程よくあらわした作品たちです。

今回は、おごそかな白が映える白大島、こっくりとした味わい深い泥大島を、以下10点ご用意いたしました。

※本場大島紬の証紙には、奄美大島産の「地球儀の印」と鹿児島県産の「旗の印」がございます。この度ご紹介する大島紬は全て「手織り」の「本場大島紬」です。

(タイトルは作品が識別できるように勝手にネーミングしております。あしからずご了承下さいませ)

《変わり絣「天禄間道」》

こちらの作品は、技術保存のために、ち密な変わり絣をタテ縞の間道柄に織りこんだ作品です。白大島ですが、タテ縞にほのかなベージュ味のある色糸が使われていたり、見たことのない変わり絣の繊細さに驚いたリ、遠目に見ると、清々しいモダンな美しさが映える作品です。

《葉づくし》

白大島に色糸を用いてお洒落に仕上がった作品です。この葉っぱは何でしょう?南国の心地よい風にサワサワとそよぐ風。心地よい空気と景色が思い浮かぶ美しい作品です。お洒落着として、楽しくお召し頂けます。

《市松取り絣柄》

白大島です。細やかな絣がびっしりと織り込まれていて、なんとも可愛らしいデザインです。帯あわせも無限にお楽しみ頂けて、使いまわしはもちろん、ご年代を問わず息の長いお付き合いになりそうです。上品な絣柄は、お出かけ範囲も広がります。

《白恵泥/花まつり》

「白恵泥」は白大島でありますが、鹿児島県の「恵大島紬織物」さんが独自に開発された「白泥」を用いて染めた特許製法の作品です。通常の白大島よりも、マットでアイボリーがかった色合いが魅力です。色あせや黄変にも強いという白恵泥ですが、残念ながら現在は廃業されてしまい、今回この作品が最後となります。

桜の花を敷き詰めた「花まつり」。桜花ではありますが、枝ぶりのあるデザインではございませんので、愛らしいお着物として袷や単衣の季節に、はんなりとお召し頂けます。

《花そよぎ》

こちらも桜の花が風にそよぐ様をあらわした白大島です。色糸を用いた絣柄で大きな市松模様を織り出して、花びらと風のそよぎが浮き立つお洒落なデザインです。

桜っていいですね。何かお花をと想像すると、真っ先に浮かぶ桜景色。日本ならではの美しさをまとう作品です。

《流線》

白大島です。たおやかな流れを絣であらわすとこんな感じ。小さな片スの絣が詰め込まれて、大きな流れを作っています。立ちのぼるかげろうのようでもあり、サラサラと清く澄んだ水の流れのようでもあり、モダンで清々しい着姿が美しい作品です。

《色紙市松》

白大島に色糸を用いた絣柄で、市松柄に菱型をぼかし風に織り込んでいます。ちょこっとずれた四角が、まるで風に飛び立ちそうな色紙のように見える、ユニークなデザインです。絣でここまで表現できるなんて、美しいモダンな作品です。

《麻の葉》

大島紬の定番「麻の葉」柄です。泥染め特有の風合いに、やや茶味のある色糸で絣をびっしりと織り込んでいます。遠目には焦げ茶色っぽく見える、しっとりとしたお色目です。落ち着きがあり、上品でかっこいい大島紬です。

《花づくし》

泥大島の色合いを味わえる作品。花びらが重なるように描かれています。色糸絣のアクセントも効いています。華やぎのあるデザインで、お洒落なコーディネートがお楽しみ頂けます。

《色紙取り》

カラスの濡れ羽色と言われる泥大島の黒墨色をたっぷりと味わい尽くせる作品です。色紙取りの中の細やかな絣柄が目を引きます。黒色の着物、泥大島で実現します。

というわけで、7マルキの本場大島をずらりとご紹介いたしました。これぞ大島!という絣柄を味わえる作品たちです。また現代的にアレンジされたデザインの美しさにも惚れ惚れいたします。

お値段はそれぞれでございますので、気になるお品がございましたら、ご遠慮なくお問合せ下さいますように。

***

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