2021年12月2日
2年ぶりです(*^^*) 昨年はコロナの影響で暗い年末でしたが、今年は久しぶりに表参道に煌く光が灯りました❣
昨夜お店を閉めてから通りに出て、まばゆい光に包まれたケヤキ並木にごあいさつ。心にもホッと灯りがともった気分になりました。
いろんな意味で、ようやくここまで辿りつけた。そんな気持ちでございます。
昨今では、各地に趣向をこらした素晴らしいイルミネーションイベントを見ることができますが、ここ表参道では、伝統的なケヤキ並木のライトアップだけ。
そもそも、表参道は街なかの通りなわけで、ショッピングやお食事に訪れる人、そしてこの街で働いたり暮らしたりしている人、そんな普通の日常を照らす灯りです。
それでも1キロに及ぶ、両サイドのイルミネーションは圧巻なわけで、このケヤキたちと毎日を過ごしてきた私には、とても誇らしい一年の締めくくりに感じます。
ここでは、入場券が必要なわけでも、並ぶ必要もなく、ただただ、そぞろ歩くだけで気持ちがほっこりする。街はさまざまな人の想いが交差する場所だから、待ち合わせをしている人あり、楽しいお買物に胸膨らませる人あり、遅くなっちゃったよって家路を急ぐ人あり、もちろん、ションボリしている人、ため息をつく人、寂しい気持ちで下を向いて通り過ぎる人もある。
ケヤキ並木は、どんな時も、どんな人にも、黙って寄りそい続けてきてくれました。
表参道が開通し、ケヤキが植えられてから約100年です。どうしてケヤキの樹が選ばれたのか、というと、どうやら「四季折々で表情を変えるケヤキから無常を教わると共に、変化を恐れることなく発展していきたい」という願いがこめられたのだそうです。
すごい!はじめて知りましたが、なるほどです。だって、つまりそれは、あらゆる季節に歩道橋の上にのぼり、ケヤキに愚痴をこぼし続けてきた私が、まさに長い年月にわたり日々体感してきたことでもありました。なんとなんと、誰かさんの思惑どおり(^^;)
そして、一年の最後に、こんなふうにおめかしして、この街にかかわる全ての人を照らしてくれるのです。
いろんなことがあった一年だけど、特に今年は、辛いことや我慢することばかり、激変する世の中についていけず凹んだり、それでもちょっとだけいいこともあったな、まあいいや、とか、それ全部、ぜ~んぶ、温かな灯りで包み込んでくれるのです。
※青山通から明治神宮玄関口まで、ずずっと1㎞90万球のライトが輝きます(12/26まで、日没~22:00)。
どうってことないケヤキ並木のイルミネーションですが、どうってことないからこそ心にしみる。すべての人の日常を照らす灯りです。
そして、今朝、いつもの歩道橋に上がってみました。(あっイルミ点灯中の夜間は老朽化している歩道橋は通行禁止です。残念!)
ケヤキは色づいた葉っぱを落とし、まもなく冬枯れの並木道となる頃です。真夏には葉っぱを茂らせ街ゆく人を厳しい日射しから守ってくれて、冬にはお日様がちゃんと届いて温めてくれるようにと葉っぱを落とすのかな、なんて思うほど。心通じ合う、愛すべきケヤキ並木です。
この景色から当店までは徒歩1分!
一年の終わり、ちょっぴり疲れていらっしゃいましたら、どうぞぶらりとケヤキ並木のお散歩にいらっしゃいませんか?
しつこいですが(^^;) ここから当店までは、徒歩1分です(*^^)v
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