2021年11月24日
紬織物の会は、ひとまず終了しておりますが、一部の織物や捨松さんの帯をのぞいて、結城紬はじめ草木染め紬など、あと一週間ほどお店に居残りしております。お心に残るものがございましたら、今週も店内にて展示中ですので、どうぞお問合せ下さいませ。
本日は、期間中に画像紹介できておりませんでした、とっても素敵なこちらの帯をご紹介いたします。
横内佳代子作 藍染め浮織名古屋帯
横内佳代子さんは、長野県松本市にて「光佳染織」という工房を構える染織作家さんです。日々、草木を採取し糸を作り機を織る、自然の恵みを着物や帯へと織り込む手仕事にこだわり、生み出される作品たちは、多くのファンに愛されています。希少な作品が、このたびお店に遊びに来てくれました。
座繰りの玉糸を草木で染めて織り上げた名古屋帯です。玉糸の光沢感とほっこりとした感触、藍・ログウッド・矢車の草木で染めた玉糸を浮織の横段で織り上げた作品です。
藍色はとても美しく豊かな色合いに染まっています。浮織のデザインも、ひと味違う愛らしさがあり、素朴な質感にモダンさも感じさせてくれる、コーディネートの楽しくなる帯です。
お太鼓柄ではなくて、六通柄という贅沢さも素晴らしい、単衣の季節~袷の季節、長くご愛用頂ける帯です。
しばらくお店にてご案内しております。お値段など、どうぞご遠慮なくお問合せ下さいませ。
コーディネートは、居残り中の「本場結城紬」にあわせてみました。
本場結城紬(亜麻色・線縞柄)
グレージュ色という言い方も当てはまるかな、と思います。ぱっと見た目には無地に見えるのですが、細やかなタテ縞の縞柄です。無地っぽく見えるのに、細い縞柄が流れているおかげで、スッキリとした印象が残ります。地味にならないグレージュ色は、ご年代を選ばず、ず~っと長く寄り添ってくれて、ライフステージやお出かけ先によって、多彩なコーディネートをお楽しみ頂けます。
いつも着る紬には結城を選ぼう!なんて。身にまとうとほんわかとやさしく寄り添ってくれて、充実感と安心感に満たされるお着物だと思います。
しばらくの間は、ずっと秋晴れが続きそうです。と申しましても、いよいよ晩秋ですね!表参道のケヤキも、街のあちらこちらの木々も、紅葉の真っ盛りです。
お出掛けしやすい、心地よい季節でありますが、どうぞお風邪を召されませぬように。
今週も元気にお店番をいたしております。お近くにお越しの際は、お気軽に、ぶらりとお立ち寄りくださいませ。
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*営業時間*
午前11時~午後6時
時間外ご予約承ります
(定休日:日曜日・月曜日)
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