2021年11月19日
11/20(土)まで
真綿紬の会(併催:帯屋捨松展)❣
※特別価格・サービスでご案内中です。在庫状況やお値段などお気軽にお問合せ下さいませ。
《事前確認ご配送のご案内》
ご遠方の方などご来店が難しい方へ、お品をお手元でご確認頂ける「事前確認のお届け」を承っております。その際は、仮決済(商品価格によって半額~全額)をお願いしておりますが、お手元でご覧になってからキャンセル(返金)も承ります(ご返送送料以外の手数料なし)。週明けの発送を承りますので、ご希望のお品がございましたら、どうぞお申しつけ下さいませ。
さて本日は、たくさんご案内しております、紬の織物や帯屋捨松さんの帯の中から、個人的にも良いな(*^^*)と思うコーディネートをピックアップしてご紹介しようかな、と思います。
もちろん、こればかりではなく、まだまだ山ほどご紹介したいコーディネートがあるのですが、いよいよ(とりあえず)土曜日までとなりましたので、急いで数パターンを作ってみました。
本当は店内で色々と試したりして頂きたいのです。明日の土曜日も、午後6時まで通常営業しております。もしお時間がありましたら、どうぞぜひ、遊びにいらして下さいませ❣
ということで、こんなのどうかな??
本場結城縮×帯屋捨松洒落袋帯「幾何つた文」
どんなに歳を重ねても、どうしても、ほんのりピンク系にひきつけられてしまいます。それはピンク色の持つ不思議なパワーなのですね。こちらは、ほんわか淡いベビーピンク。たぶんずぅ~といつまでも身に着けられるお色です。
ヨコ糸に強撚糸を用いて手機で織り上げた、結城ちぢみです。シュワっとシャリっとした極上の紬、もうこれさえあれば一生満足できてしまうに違いない!と思ってしまいます(^^;)
昭和40年頃までは、結城と言えば「結城縮」だった時代が長く続きましたが、現在では平織りの「結城紬」が中心となっています。そのため「結城縮(ちぢみ)」は、結城紬以上に大変に希少となっています。独特な風合いの豊かさを味わえる、大事に使い込んでいきたい逸品なのです。
本場結城縮「縞絣」×型絵染め帯「花づくし」
この縞絣は「雨絣」と呼びます。ところどころ途切れながらストンと落ちる細やかな雨をタテ絣で表しているから雨絣。本当はところどころ縞が途切れているのですが肉眼ではわからないほどです。撚りのかかった手紬糸ならではの情緒のある雨絣。
そうそう縞といえば、結城はかつて無地または縞柄のものでした。なので、結城紬の産地問屋さんのことは古くから「縞屋」さんと呼ばれているのです(*^^*)
本場結城紬「もろ絣」×帯屋捨松袋帯「ベンガルモール」
「もろ絣」とは、今では大変に希少な絣の技法のことです。通常は上糸にのみ使用する絣糸を、下糸にも使用することで、隙間なく絣が差し込まれて、印象的な美しい絣模様が織り上がります。織っている間に上糸と下糸がずれてしまうため、現在ではほとんど織ることのできないといわれる、まぼろしの絣模様です。
なんと!そんなふうに聞くと、ますます愛おしくなり、時を超えて大事にしたい逸品です。ベージュとも黄土色ともいえぬ、ほんわかとした枯れ色にも癒されます。
長井紬「縞に小絣」×帯屋捨松八寸帯「唐草刺繍文」
丈夫で頼もしい紬織物「長井紬」。パリッとしてシャリッとして、そしてほんわか。生成りの色に、ちょこちょこ描かれた小絣がなんとも可愛らしいです。素材感といい、色柄といい、着回しの良さは抜群ではないか!?と思っています。帯屋捨松さんらしいデザインで、華やかな八寸帯が、これまた、よく似合うのです(*^^*)
長井紬「小絣」×帯屋捨松名古屋帯「装飾花段文」
この長井紬のお色と柄、ちょっとドキリといたしますが、これもまた、あわせてみると意外にも良く馴染むお洒落な紬なのです。画像でご覧になっていると、え~っと思われるかもしれません。でもでも、紫のお色はしっとりとして、まるで水玉模様のような可愛らしさにキュンといたします。ボルドー系の赤い帯、似合います(*^^)v
下井紬「崩し織」×帯屋捨松名古屋帯「ペルシャ草花文」
繊細な織りの妙といえば下井紬。なおかつ草木染めをまじえた、色のお洒落感も抜群のセンスです。マリンブルーといいましょうか、こんな色、なかなか探しても見つかりません。しかも一色ではないのです。青・緑・グレー・薄紫、それぞれの糸が巧みな織りで交じり合い、ひとつの世界を作り上げているってことに感動します。崩し織プラスαで、しなやかなドレス感のある紬織物です。
花織入り下井紬(グレー)×帯屋捨松名古屋帯「つる唐草」
きれいで味わい深い紬織物です。なんだかドレッシーなのは花織が織り込まれているからです。格子状の楽しい織柄と、とこどろこどの花織。シルバーグレーの地色に淡いベージュの横段縞もお洒落です。捨松さんの帯の中でも、ドレス感のある美しい帯が良く似合いました。
伊那紬「ぼかし格子」柄(深緑・紫系)×帯屋捨松名古屋帯「蒔絵ぶどう文」
とてもユニークで、何と申しますか、とにかく素敵な色とデザインにドキッといたします。この色合いの置き方が伊那紬なんだなと、しみじみと味わうほっこり感がたまりません。季節の葡萄もおいしそうに見えますね(#^.^#)
さて、盛りだくさんにご紹介してまいりました、真綿のほっこり紬たち。色んな産地の織物をご案内してまいりましたが、産地によってその歴史的な背景や、使われている染料、絣糸の作り方、織り方も異なります。それぞれの産地には、長い年月をかけて、人から人へと継承され今へと紡がれている物語があります。
現在の各産地では、ほんのわずかだけがかろうじて繋いでいる、そんなお話も多くなっていますが、それでもまだこうして手元で味わい、まとうことができる幸せを、どうぞぜひこの機会にご体感頂けましたら嬉しいです。
**今回ご紹介の真綿紬たち**
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※紬のお品たちは期間中のみの価格でご案内しております。お値段はどうぞお問合せ下さいませ。(帯屋捨松の帯は、1割引きまたはお仕立て代無料でご案内いたします)
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