2021年11月4日
新入荷の帯です。
まだまだ秋は、こらから深くなる!という季節ではありますが、木々が色づき、霜がおりると、少しずつ冬の足音が近づいてきます。季節はゆっくりゆっくり、でも確実に進んでいくのですね。
友禅染め帯「樹氷」
木の葉が落ちて、寒い寒い季節になると、木々が氷の花を咲かせます。「樹氷」はとても繊細で、細やかな葉っぱの先端まで、その姿をリスペクトするかのように忠実に氷をまきつけます。そして風が吹くと、細かい細かい氷の粒がハラハラと雪のように舞い散るのです。
そんな幻想的な景色を描いた帯です。
夜の闇に浮かび上がる樹氷。空からは雪が舞い落ちているようですが、なんと満点の星空も見えるようです。
空気が澄みきった冬の夜ほど美しい景色はないな、なんて。闇なのに雪灯りがほんのりとあたりを照らしてくれるのです。
寒い季節の帯です。ほんわかと温かい真綿の紬なんかにあわせると、とても素敵だなと思います。
本日は、豪雪地帯である新潟県「越後おぐに」の真綿紬にあわせてみました。
ほっこりとした紬織物に、ひんやりとした樹氷の帯。身も心も、季節の情緒を味わえるコーディネートです。
※今月は、11/9(火)~『真綿紬の会』/11/13(土)~『真綿紬×帯屋捨松の会』を予定しております。
寒さのしみる季節に、ほんわかと心あたたまる、お着物ライフのご提案でございます。今週末から少しずつご案内して参る予定ですので、またどうぞ楽しみにお付き合い下さいましたら嬉しいです。
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