はるかな尾瀬は草紅葉はるかな尾瀬は草紅葉

2021年10月5日

はるかな尾瀬は草紅葉

本日はすみませんm(__)m お着物のお話をお休みして、久しぶりに趣味の山歩きレポートです❣ 

春から長~い緊急事態宣言が続き、どこの山にも行けませんでした(^^;)しかし、この秋、やっとチャンス到来!この日を待ちわびて、最初のリハビリ山歩きは、ここ「尾瀬」と決めていました!

尾瀬には、これまで何度も訪ねてまいりました。「尾瀬ヶ原」はもちろん、百名山「至仏山」「燧ケ岳」、「アヤメ平」に「尾瀬沼」と行きまくっております場所ですが、長引いたコロナ自粛に加えて、古くから抱える右膝の半月板損傷、新たにコロナ禍にやらかした左膝靭帯損傷(>_<) それでも、尾瀬ならば、そんな私も受け入れてくれるハズ。

気楽にどなたでも行ける場所「尾瀬」。またまた山レポ長いですm(__)m もしお時間がありましたら、素晴らしい草紅葉の景色に、どうぞお付き合い下さいましたら嬉しいです(*^^*)

歩いた場所はこちら(↑)多くの方が訪ねる「鳩待峠」を起点に、尾瀬ヶ原を日帰り可能な限界地点まで歩きました。

歩行距離(スマホの万歩計では)22.7キロ、所要時間6時間半。「尾瀬ヶ原」まんぷく堪能の旅でございます。

両膝には、がちがちにテーピングを施して、今回ももちろん、わが家のヘッポコ相棒と一緒に、気楽にのんびり、Let’s go‼

尾瀬は都心から車で3時間弱、鳩待峠はマイカー規制があり、麓の駐車場から乗り合いバスが出ています。尾瀬は、ガッツリ歩く人も登山する人も、もちろん観光気分でサクッと立ち寄る人とも、色んな目的で楽しめます。宣言明けの晴れの日曜日は、とにかく大勢の老若男女で賑わっていました。それでも、広い広い尾瀬は、混みあったりしない、天空の楽園のおおらかさも大好きです。

鳩待峠から小一時間は森の中を歩きます。

なんと、10月3日(日)の尾瀬は、雲一つない快晴☀️

駐車場は満車に近い混雑具合でしたが、歩きはじめると、森の中に人の混雑はありません。森に入って10分20分で、鳥のさえずりと木々のざわめきに心癒されます。

ただ、以前にはなかったと思う、クマ注意の立て札があちこちに出現していました。ツキノワグマが出てくるのだそうで、もしかして、コロナ禍で訪れる人が少なかったせいなのかな??この鐘を鳴らして、クマさんが近づかないようにしてあげましょう。

山の紅葉といえばナナカマド。赤い実が見事にみのっていました。

森の中には、たびたび沢があり、水音がして、清涼感も抜群です。

細部までキチッと整備された尾瀬には、安全な橋がかかっています。

そして、森を抜けると、山ノ鼻到着です。植物研究見本園からのぞむ「至仏山(しぶつさん)」

おお、山肌は紅葉!

この山には、2年ほど前のGWに雪どけ登山を楽しみました。季節が違うと、表情が異なり、感慨深くしみじみと眺めてしまいました。草木も山も、みんなお元気でしたでしょうか?

その至仏山を背に、尾瀬ヶ原を歩きます。

あっちに見えるのは「燧ケ岳(ひうちがたけ)」。あの山も、4年前の10月に尾瀬沼から登ったのでした。

至仏山が女性だとすると、燧ケ岳は男性かな。広い尾瀬をはさんで、見つめ合い、毎日愛を育んで、尾瀬はこんなに草紅葉。

尾瀬といえば「池塘(ちとう)」。湿原の合間に池塘が顔をのぞかせます。青空を写し込んだ水面に、太陽の光を浴びた浮き草がキラキラと輝いて、とてもきれいでした。

ふり返ると、至仏山が遠くになりました。山の全容が見えると、さらに感動。

そして、燧ケ岳が近づいてきます。

夏場には青々と瑞々しい緑に輝く草は、辺り一面に紅葉しています。草紅葉は「くさもみじ」と読みます(*^^)v

あっ、池塘に「逆さ燧ケ岳」。ついでに私も逆さ写し(^^;)

山ノ鼻から1時間ほどで「竜宮十字路」という場所に辿り着き、鳩待峠で買った「おにぎり弁当」を食べました。

ここからは、今回初対面の「ヨッピ吊り橋」に向かって、沼尻道を北に歩き、ヨッピ道からぐるりと回ることにしました。

こっちに歩く人はほとんどなくて、とても快適な散歩道です。木道が埋もれている感じで、素朴で心地よい道でした。

「燧ケ岳」は、堂々として、どこから見ても頼もしい山です。湿原に生えるのはススキではなくて、たぶん「葦」。湿原を守る「考える葦」かもしれません(^^;)

ヨッピ吊り橋。歩くとゆらゆら揺れる吊り橋です。この下を流れるのはヨッピ川。どうやらヨッピはアイヌ語らしい。。。

ヨッピ橋から、ヨッピ道を通ります。実は、今回はじめて歩く道でしたが、ここはとってもイイ道です!人があまり歩かないこともイイですし、より草紅葉の色合いが濃くて、なんだかファンタジーの世界に迷いこんだみたいでした。

おっ、笹がさわさわと足元にさわります。どうやら、おしゃべりしているみたい。心地よく撫ぜてくれました。

午後になり、太陽が落ち始めると、木道が白く輝いて、どこまでも続く白い道を歩くと、どこに辿り着くのだろうなんて、ワクワクしてしまいます。

この景色はたぶん10月いっぱいなのかなと思います。これ以上ないほど草紅葉は進んでいました。

この白い道の向こうに、至仏山が見えて来ました。仏の道へと至る、なるほど、木道も白く輝き、後光がさしているわけだ。

膝が心配なので、途中なんども休憩しました。でも、おかげ様で快調で、草紅葉から眺める燧ケ岳も、なんだかとってもありがたい。

いよいよ至仏山の全容が見えてくる頃、後光の輝きはますます美しくきらめいているようです。しかも、誰もいない・・。

もと来た道に合流すると、至仏山の山容が、あたたかく迎えてくれました。

池塘の浮き草も紅葉してます。

ついに、尾瀬ヶ原の入口「山ノ鼻」に戻って一休み。な、なんと、ヘッポコ相棒も、至仏山から差す後光のおこぼれに預かりまして(^^;)  素晴らしい今日という日に感謝です。

尾瀬の紅葉は、10月下旬ごろまで楽しめそうです。10月2週目、3週目は、たぶん大変に気持ち良い尾瀬を堪能できると思います。

ちなみに、尾瀬をこよなく愛する、ヘッポコ山ノボラーのわが家、これまでの尾瀬ハイクレポートはこちら(↓↓↓)

◆電車とバスで⇒はじめての尾瀬は雨でした

◆天上の楽園⇒アヤメ平!ここも尾瀬

◆雪どけ登山と水芭蕉⇒GWの至仏山

◆尾瀬沼から⇒紅葉の燧ケ岳

もし行かれたことがないならば、尾瀬を訪ねてみませんか?まるで勝手な観光特派員みたいなことを申しておりますが💦、そんな20キロも歩かずとも、スニーカーハイクで数キロでも十分に感動できる尾瀬。コロナ禍の秋日和には、きっと心癒される、おススメの場所でございます。

というわけで、リハビリが順調に進んでおり、ようやく山女復活の兆しを感じる秋となりました。移りゆく季節を肌身に感じつつ、この秋も健やかに過ごしてまいりたいと思います。

山歩きも、お着物ライフも、季節を味わうって、とっても素敵なことでございますね。

特に秋はなおさら。

どちら様も、どうぞ、この素晴らしい季節を、たっぷりと味わってお過ごし頂けますように。

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