敷松葉に紅葉敷松葉に紅葉

2021年10月2日

敷松葉に紅葉

台風一過、秋晴れの土曜日となりました。

こんなにお天気が良くて気持ちの良い日になりますと、じっとしていられなくなりそうですが(^^;) 皆さまは、いかがお過ごしでしょうか?

 

さて、10月は、中旬(10/14頃~10/23頃まで)「羽織・コート展」を予定しております。期間中は、絵羽コート(ただ今制作ちゅ)や、ビロードコート小紋地で羽織コート、などのご提案を予定しております。どうぞご予定下さいましたら嬉しいです。

 

本日は、ちょっと早めにお店に届いております、こんな友禅小紋をコーディネートしてみたいと思います。もちろん、羽織やコートにお仕立てしても素敵だと思いますが、小紋地ですので、お着物でお召しになっても、とっても心地の良くお楽しみ頂けます。

小紋「松葉散らし」

茶褐色の地色、ドット柄の地紋地に染めているので、重たく感じることはなく、しっとりとした素材感で、気持ち穏やかになれる小紋です。

一年じゅう緑を絶やさぬ松ですが、春から夏になる頃、そして秋から冬になる頃に、音もなくいつの間にか地面落ちている姿を目にします。松の新陳代謝なのかな。お散歩途中に落ちている松葉を拾い上げて、根元を持って、指でくるくる回しながら歩いたりしてね、なんてこと、思い出しました。

11月も下旬になると、たくさんの松葉が地面に敷き詰められているのを見かけます。「敷松葉」は「枯」の風情にも通じるもので、秋深い季節に見ると、しみじみと時が過ぎるのを感じます。

敷松葉の上には、紅葉の景色。まもなく、もみじが落葉する時にも、松葉がやさしく受け止める、そんな景色が心地よいコーディネートです。

松葉は季節限定的なモチーフではありませんが、帯を楽しむことで、風情を感じることのできるところが素敵です。

※帯はウェブサイトにてご案内中⇒友禅染め名古屋帯「紅葉」

(小紋のお値段はお気軽にお問合せ下さい)

そうそう、松葉は二本つながって落ちるのです。だから「枯れて落ちても二人づれ」。歳を重ねるごとに、じんわりしみる二人づれ(^^;

秋冬の小紋にも、羽織りやコートにも、とても重宝しそうです。

※日曜日・月曜日は定休日を頂戴いたします。

お休み明けも秋晴れが続きそうです。そろそろどうぞ、お目にかかれますのを楽しみにしております。

***

*営業時間*

午前11時~午後6時

(定休日:日曜日・月曜日)

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