2021年6月22日
昨日は「夏至」。暦の上では、夏の真ん中!?でも実際は、これから夏の盛りに向かう頃という感じでしょうか?じめじめとした梅雨の季節ではありますが、気温は少しずつ真夏日に近づいてまいりました。
梅雨明けから9月の初め頃までが夏の盛りとすると、夏という季節は意外にも短いなと思うのですが、いえいえ、気温的には9月のお彼岸までは夏?という感じかな。さて、今年はいかがお過ごしになられますか?
今週は、期間限定の「夏~初秋の友禅染め帯」がお店にやってきております!6/26(土)まで、ご案内しております。お値段はどうぞお気軽にお尋ね下さいませ。
期間限定ですので、どうぞお早目にご遠慮なくお申しつけ下さいますように!
まず本日は、こちらの帯をコーディネートしてみたいと思います。
絽塩瀬友禅染め帯「月に桔梗芒」
初秋の風を感じる夕暮れ時、まんまるのお月様が昇りました。月明かりはススキ野原を照らし、一輪の桔梗が可憐に微笑んで、草むらからは秋虫の音が聞こえてきそうです。
心地よい風に誘われて、月の兎がぴょんぴょこと降りてきそうな気配がしませんか(^^;)?
濃紺の地色が秋口のしっとりとした風情を感じさせてくれて、じんわりと心にしみる作品です。
絽塩瀬の帯のご着用期間は、6月初旬~9月末まで。単衣の季節にも楽しめるのがうれしい帯です。
本日のコーディネートは、絽ちりめんの小紋にあわせてみました。
ほんのり甘味のあるシルバー、波打つような曲線の美しさが冴える小紋です。こちらも6月初~9月いっぱい、夏も単衣もご着用頂ける素材です。
シャリ感もあり、汗ばむ季節にも心地よく、上品でたおやかな佇まいに、お月様の染めの帯が良くにあいます。
まだ少し早いお話ですが、今年の十五夜は9月21日です。お月様が残暑に火照っていたら、こんなコーデが着納めになるかもしれませんね。
※小紋のご紹介はこちらにて⇒夏ひとえ小紋「涼線」 | 表参道 染一会 (someichie.com)
そうして、空が白んで来る頃に、夜の野原を飛び跳ねた兎が、月へと戻ってまいります。ススキの穂も桔梗の葉っぱも、名残惜しそうにお月様にむかって手を振るのです🐰
夏の終わりから秋にかけての情緒たっぷりの季節はとても好ましく思います。そういえば、夏は始まる前と終わりが素敵。そろそろ、そんな風に思う年頃なのかしら、なんて(^^;)
明日も引き続き、期間限定の季節の帯をコーディネートしてまいります。どうぞ楽しみにお訪ね下さいましたら嬉しいです。
お問合せは、どうぞお気軽にお願いいたします!
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*営業時間*
午前11時~午後6時
(定休日:日曜日・月曜日)
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