葛布の帯を与那国ドゥタティにあわせてみました葛布の帯を与那国ドゥタティにあわせてみました

2021年6月11日

葛布の帯を与那国ドゥタティにあわせてみました

『自然布織物の会』6/19(土)まで

開催中!

※期間中の対象商品は「お仕立て無料」または、(お仕立て不要の方には)「10%引き」にてお求め頂けます。お値段その他、どうぞお気軽にお問合せください。

今週は、自然布の帯を、夏の伝統的織物にコーディネートしてご紹介しておりますが、楽しんで頂けていますでしょうか?

本日は「葛(くず)布」の帯を「与那国ドゥタティ」にコーディネートしてみました!単衣の季節にもお楽しみ頂ける装いです。

葛(くず)布 九寸名古屋帯

「葛」は秋の七草の一つにも数えられて、日本各地の身近な場所に生息する植物です。根っこからとれるデンプンを精製した葛粉は、あの葛餅や葛きりの原料でもあります。

その葛の蔓から繊維をとって織り上げたものが、葛布です。

しかし、どこにでも生息するからといっても、蔓から繊維をつくるのは、多くの自然布と同じく大変な作業でありまして、帯一本分ほどの繊維をとるには10キロ以上の生葛が必要となり、途方もない時間を要します。もちろん、不ぞろいの天然繊維は手織りでしか織り上げることができませんので、糸と対話しながら織り上げていく工程は、心にしみるものでもあります。

葛の蔓からつくられた糸は、他の自然布と違い、光沢と透明感を帯びています。これは本当に天然素材なの?と思うような煌めきが特徴です。光の加減で艶めきも煌きも様々に変化する、不思議な風合いをぜひお確かめ頂きたい作品です。

こちらの帯は、ヨコ糸に葛、タテ糸には絹(赤城座繰り糸)を用いています。そのため、ザクッとした風合いを残しつつも、柔らかくて締めやすい素材感となりました。

葛の繊維の天然の色合いがランダムに交じり合います。生成り色にグレーやベージュのような自然な色彩の中に、光沢のある美しさを感じさせる、その他の自然布にはない独特の仕上がりは大変に魅力的です。

帯芯を入れてお仕立てする九寸の名古屋帯です。真夏はもちろんですが、単衣の季節にも、やわらかものの絹の着物や紬織物にも合わせて頂けます。

秋の七草にちなんで、秋口の単衣の季節にも心地よくお召し頂けます。

本日は、単衣の季節にお勧めの、与那国ドゥタティの着尺にあわせてみました。

日本最西端の孤島「与那国島」の伝統的織物です。

与那国織は艶やかな絹の花織が伝統的工芸品に指定されていますが、綿麻の格子織の着物「ドゥタティ」も与那国の伝統工芸品です。

タテ糸が綿、ヨコ糸には白い部分には麻・黒や紺部分は綿を用いて織られています。可愛いギンガムチェックが特徴の織物で、与那国島では現地の人のお祭りの衣装にも用いられていたそうです。

サラリとしつつ、しっかりとした生地感です。単純に綿麻とは表現しきれない、触れるとわかる上質感、麻が入ることで裾さばきも良くて、ストンとした落ち感もきれいで、安心してお召し頂けるお着物になりそうです。

真夏の猛暑の季節を避けて、春や秋の単衣の季節に重宝いたします。

ギンガムチェックを見ると、不思議と懐かしさがこみあげてきます。子供の頃に読んだ本に、主人公の少女がギンガムチェックのワンピースを作って欲しいとおねだりしていました。ギンガムチェックって何だろうとずっと気になって、こういう柄なのだと知った時は、思わず私もおねだりしました(*^^*)

少女の気分で、ワンピース感覚で楽しんで頂けるお着物です。

葛布の風合い豊かな帯をコーディネートして、ご自分だけの充実感あふれる装いをお楽しみ頂きたいです。

ドゥタティに葛布、お着物コーデの奥深さがジンワリと心にしみました。

現在も織られている自然布は、とてもわずかとなりましたが、古来は着るものも日常に使うものにも、自然布づくりは当たり前だったのですね。人々はその作業に、とてつもない時間を要していたのです。その途方もない時間と労力、現代人は今、何に使っているのでしょう・・・なんて考えこんでしまいました。実にそれが人類の発展ということなのかもしれませんが、何だか、たまに戻りたい気持ちになるのも分かる気がします。

とはいえ、今となっては、戻ったところで、とても生きてはゆけぬ私たち。せめても、この豊かな風合いにふれて、気持ちを癒して頂けましたら嬉しいです。

週末土曜日もお天気良好!お時間がありましたら、どうぞ遊びにいらして下さいませ。お問合せも、ご遠慮なく!

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