2021年3月30日
さて、長いことご案内してまいりました、手描き友禅作家「染谷洋」展は、明日の3/31まででございます。
色々とたっぷりご覧頂けましたでしょうか?そして、思い残されることはございませんでしょうか(^^;)? もし、やっぱり聞くだけ聞いておこうかな、なんて思われましたら、どうぞご遠慮なくお問合せ下さいますようにお願いいたします。
《作品一覧は下記の記事ページにて》
◆飛び柄小紋のご紹介記事はこちら⇒手描き友禅小紋(第一弾)「飛び柄小紋」 | 表参道 染一会 (someichie.com)
◆型染小紋ご紹介記事はこちら⇒手描き友禅小紋(第二弾)「型染小紋」 | 表参道 染一会 (someichie.com)
◆染め名古屋帯(第一弾)ご紹介記事はこちら⇒手描き友禅染め帯(第一弾) | 表参道 染一会 (someichie.com)
◆染め名古屋帯(第二弾)ご紹介記事はこちら⇒手描き友禅染め帯(第二弾) | 表参道 染一会 (someichie.com)
◆夏の小紋や帯のご紹介記事はこちら⇒友禅染め「夏の小紋と帯」(染谷洋 作) | 表参道 染一会 (someichie.com)
本日は、数ある作品の中から、ちょうちょが恋する「バラ」と「松」の帯をご紹介しようと思います。
絞り染め小紋「ちょうちょ」×染谷作「バラ」
イソップ物語にこんなお話があります。
―あるとき、蝶がバラに恋をしました。バラも美しい蝶が気になっているようでした。ある日蝶がひらひらと近寄って「君を愛してるよ」と言うと、バラは頬をピンクに染めて「ええ」と答えました。かわいい愛を何度も交わし、忠誠の誓いを何度もささやいたあとで、蝶は、しばらく出かけて来るよといなくなりました。
随分と時間がたってやっと戻った蝶に、バラは涙を流しました。「とても遅かったのね。その間ずっとあなたはいろんな花たちと仲良くして、あなたがゼラニウムさんにキスするのを見たし、ミツバチに追い払われるまでモクセイソウさんの周りをうろついていたのも見たわ。いっそミツバチがあなたを刺せばよかったのに」
すると蝶は笑い出し「何言ってんだい、僕がいなくなった途端、そよ風が君にキスしているのを見たんだ。君はブンブン蜂君と恥ずかしくも浮気してたじゃない。それに君は目にするどの虫にも色目をつかってたよ。そんな君が僕に忠誠を求めるなんておかしいよ」
なるほど~(^^;)
蝶とバラ、恋多きカップルなのですね。
お互いが浮気をしたり離れてしまったりしませぬように、こんなコーデにしてみました。
素敵な恋の成就を、他のお花やミツバチにも、見せびらかしてあげたいです。でもね、風さんがキスをしに来てくれるのは、疑ってはいけませんよ。だって風さんは、バラにも蝶にも、とっても心地よい友だちですから。
初夏の花、バラ。美しい華やぎを身にまとってみませんか?
絞り染め小紋「ちょうちょ」×染谷作「菱松」
みんながお花に恋をしているのに、ちょっぴり風変りな蝶がおりました。
蝶が恋したのは松でした。凛とした無口な松は美しく、葉っぱは太陽の日差しを研ぎ澄まし、蝶が眠る冬の間も立ち続ける松があこがれでした。だけれども、松は、風によって花粉が運ばれる「風媒花」です。蝶がどんなに愛の言葉をささやいても、知らん顔なのです。だから仲良くなるためには風にならねばならないのです。
「生まれ変わったら風になりたい」と、蝶は心の底から願いながら、ヒラヒラいつまでも、松の周りを飛んでいました。
蝶の切ない恋心に、せめてものコーデでございます。きっと、やさしい風さんが味方になってくれるでしょう。
帯あわせ次第で随分と雰囲気が変わることが、とても楽しいです。
※絞り染め小紋「ちょうちょ」商品ページ⇒絞り染め小紋「ちょうちょ」 | 表参道 染一会 (someichie.com)
染谷洋展、明日3/31までです(*^^*)
気になるお品がございましたら、どうかお早目にお問合せをお待ちしております。
☆おまけ☆
「風になりたい」懐かしい曲を思い出しました。春が進んでいます。ちょっと、久しぶりに、爽やかで心地よい気分に浸ってみようかな、と(*^^*)よろしければ、どうぞご一緒に♪
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