2021年3月18日
東京手描き友禅作家「染谷洋」作品展
3月末まで延長開催中
今週の土曜日まで、ブログも店内も、華やかに彩り豊かにお届けをしております。
控えめな中にも確かな存在感を放つ染谷作品、先生ご本人も正にそんな方ですが、作風にもお人柄がしのばれます(*^^*)。ロマンティックでファンタジックな世界観、そして繊細な図柄の美しさ、情景の心地よさが大変魅力的な作品たち、本日は夏の小紋と帯をご紹介いたします。
※「染谷洋」展は、この後の予定はございませんので、今回がとても貴重な機会でもございます。作品のお値段や、お手元でのご確認ご希望については、どうぞご遠慮なくお問合せ下さいませ。
紋紗の小紋「花づくし」
紋紗の透ける素材、明るいアクアグリーン色の美しい小紋です。お色違いに納戸色(下の画像)もご用意しています。
この繊細な美しいお花は春~秋のお花たち、約30種類を一つずつ丁寧に描かれています。可憐で清楚で優しい野の花たちです。まるで一つ一つのお花が語りかけてくるようで、愛おしくて心トキメク小紋です。
見たことがない、出会ったことのない、夏の小紋。手描き友禅ならでは、染谷先生ならではの作品です。
小紋ですが、きらきらとした帯をあわせて、真夏のパーティなどのプチフォーマルにも着て出かけたい、そんな気持ちになります。
水面がそよぐような美しい紋紗です。夏の着物はもちろん、夏の長羽織やちりよけコートにお仕立てしても、たった一つの逸品コートが仕上がります。
納戸色
お花は全部で30種類。全部をお見せできないのが残念ですが、一つ一つを心を込めて咲かせて頂いています。
紋紗小紋「菱遊び」
ラベンダー色の透ける夏の小紋。格子柄のシャリシャリとした紋紗です。生地の地紋、描くデザイン、そしてお色、全てを一人で手掛けられるのが作家作品の醍醐味です。だから、作家さんの個性がとても良くわかります。控えめな美しさ、よく見ると繊細な友禅。充実感に満たされます。
こちらも、羽織りやコート仕立てでも素敵です。
絽小紋「さざ波」
コバルトブルーの海の色、虹色の波が可愛いしぶきを上げる小紋です。波とたわむれる、だなんて(*^^*) 遊び心がくすぐられる愛らしさが素敵だなと思います。
夏帯「秋草に虫かご」
シャリシャリした絽の帯地です。紺鼠色のしっとりと落ち着いた地色の、可愛い秋草たち、縁側の虫籠からはコオロギさんたちが遊びに出かけるようですよ。秋の夜長、お花たちともっと仲良くなりたいのです。(初夏~初秋の帯です)
前帯です。
夏帯「線香花火」
透ける紗紬の帯地(黒地)です。パチパチとささやかな音を立てて燃え尽きる線香花火。火花が終わって芯が落ちてしまう前に、大事なことを話したかったのに、勇気がなくてもう一本。そんな夏の夜が懐かしいです。(初夏~晩夏の帯です)
(前帯です)
夏帯「波に貝」
この色を表現するなら「御召納戸色」が近いかなと思います。涼やかな絽の帯地です。波に打ち寄せられた貝殻たち。耳に当てると聞こえる海の声。夏のはじまりの海と終わりの海では、貝殻から聴こえるささやきもでしょうか。誰かが託した願いごと、波が運んで貝殻に託して、そんなことを想像するだけで、夏が待ち遠しくなります。(初夏~初秋の帯です)
(前帯です)
※飛び柄小紋のご紹介記事はこちら⇒手描き友禅小紋(第一弾)「飛び柄小紋」 | 表参道 染一会 (someichie.com)
※染め名古屋帯(第一弾)ご紹介記事はこちら⇒手描き友禅染め帯(第一弾) | 表参道 染一会 (someichie.com)
※染め名古屋帯(第二弾)ご紹介記事はこちら⇒手描き友禅染め帯(第二弾) | 表参道 染一会 (someichie.com)
※期間限定(3/20まで)のシースルーな羽織コート地ご紹介記事はこちら⇒シースルーな羽衣コート&羽織 | 表参道 染一会 (someichie.com)
素晴らしい作品の数々をご堪能頂いていますでしょうか?会期はあと2日でございます。お問合せはご遠慮なく、全くお気楽に、電話やメールにてお待ちしております。
※お手元お届けによる事前確認も承ります。お気軽にご相談下さいませ。
ちなみに、最近の染谷先生!撮れたて(*^^*)
今日も元気に制作活動ちゅっ!
~ぷろふぃーる~
東京藝術大学で日本画を学び、友禅染め、型染、墨流し、更紗、杢目摺り等の多彩な染色技法を駆使して、精力的な作品づくりを行っておられます。1971年生まれ。2012年伝統工芸士認定。日本現代工芸展、日展、シルク博物館全国染色作品展、東京友禅コンクール展、などにて、受賞多数。
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