日本最西端の孤島の織物「与那国織」日本最西端の孤島の織物「与那国織」

2021年2月18日

日本最西端の孤島の織物「与那国織」

2/20(土)まで

琉球のやさしさあふれる染織物展

開催中です

(期間中対象商品お仕立てサービス!)

 

本日は、日本最西端に位置し、神の宿る島とも呼ばれる神秘の孤島、与那国島で作られる与那国花織をご紹介いたします。

与那国織は、生糸を使ったサラリとしたやわらかでお洒落な織物です。島に自生する植物染料を用いて、全工程手作業で織り上げられています。

訪ねられたことはるでしょうか?与那国島。東京から南西へ1900キロ、沖縄からだって500キロも、人口2000人にも満たない小さな島です。昔ながらの沖縄風情が残り素朴でエキゾチックな雰囲気のある孤島。そうそう、TVドラマ「Dr.コトー診療所」のロケ地でもあったそうですよ(*^^*)

その遠く離れた小さな美しい島に、こんな織物があったのだ、とキュンといたします。

与那国花織(ブルーグレーの縞小花)

格子柄を組み合わせた花織は、花(星)と呼ばれる四角い点の集まりが散りばめられているのが特徴です。

細やかな縞柄の中に小花が浮かび上がり、よく見ればみるほどお洒落で可愛らしい、上質なお着物です。カジュアルシーンはもちろんですが、少し気の張った場所でもお召し頂けそうです。

与那国花織は、裏面に遊び糸が通らないタイプの花織ですので、単衣にお召し頂いても心地よいです。紬糸ではなく生糸、しなやかで光沢のある、サラリとした織物です。

コーディネートには、琉球紅型の帯をあわせてみました。

玉那覇有公 作 琉球藍型名古屋帯「花段」

紅型の重要無形文化財(人間国宝)に認定された「玉那覇有公」氏の作品です。藍色の濃淡で染められた、エキゾチックな帯です。南国の逞しさとしなやかさ、繊細でありながら躍動感を感じる美しい帯です。

与那国花織(ベージュグレー)

こちらは、素朴な雰囲気を感じる、与那国織らしい可憐な花織が浮き立つお着物です。カジュアルシーンで、気持ち豊かに元気にお召し頂きたいお着物です。

結城紬の八寸帯をあわせました。桜色の帯にボルドーの帯締め、気持ちの弾むお出かけ日和なコーディネートです(*^^)v

実は私も、与那国島、訪ねたことがありません。そのため、暇にまかせて、与那国観光WEBやYouTubeの動画をのんびりと眺めていましたら、なんだか行った気分に(^^;)旅行に行かれない今は、こんな動画があると嬉しいですね。愛らしいお馬にのって、神秘の海に足先をひたし、素晴らしい夕日に涙してみたい。なんて。

今日は雪の地方もあり、都心も寒さの沁みる日でございました。青い空と海に囲まれた穏やかな島で、こんな素晴らしい織物がつくられていると知ると、ますます旅へと心がかきたてられてしまいますね(^^;)

連日、心に響く素敵な作品たちをお届けしております。気になるお品がございましたら、どうぞお気楽にお問合せお待ちしております。

 

*今週の営業時間*

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(日曜・月曜 定休日)

 

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