2021年2月17日
2/20(土)まで
琉球のやさしさあふれる染織物展
開催中です
本日は気品あふれる繊細な美しさが魅力の「首里織」の帯をご紹介いたします。
首里は琉球王朝の中心地であり、14-15世紀には東南アジアや中国との盛んな交流により織りの技術が伝来しました。それから数百年を経て、沖縄の風土や人々の努力によって個性あふれる織物として今日まで伝承されてきています。古くから王族士族の衣装として盛んにつくられてきた「首里織」は洗練されたお洒落が素敵な織物です。
首里織には、様々な織の技法がありますが、この度は、「花織」「ロートン織」「花倉織」の名古屋帯をご紹介しております。
首里花織の名古屋帯(宮原せい子作)
(グレー×ブルー系横段)
「花織」の熟練者である「宮原せい子」さんの作品です。
さらりとした絹糸が美しく、丁寧で真面目な花織の美しさを堪能できる帯です。単衣でも袷でも、江戸小紋にもカッコよく似合います。
江戸小紋「角通し」×花織
(ベージュ×ブルーの花織)
こちらも宮原せい子さんの作品です。こちらも生糸のさらりとしたタイプで、単衣にもおすすめです。清々しい美しさが気持ちよく映えるコーディネートです。
白鷹お召「百亀甲絣」×花織
首里ロートン織の名古屋帯
首里道屯(ロートン)織は王家や士族階級専用の織物として、数ある浮き織の中でも格別気品のある仕上りになっています。平織地の中に部分的に糸の密度を濃くして織られるもので、裏表両面ともにタテ浮織となっていることから両面使いをすることが可能です。
こちらも、単衣でも袷でも、気品のある美しさが、江戸小紋にも良く似合いました。ちょっと可愛いです(*^^*)
江戸小紋「竹の子づくし」×首里ロートン織
色違い(オレンジ)
首里花倉織の名古屋帯
両面浮き織と絽織りの異なる技法を織り交ぜた「花倉織」は最も格式の高い織物として、一部の王家専用のお召し物でした。
久米島紬×首里花倉織
このところ暖かい日が続いて、梅の花もほころび始めたようでございます。皆さまのお家の周りにも春が来ましたか(*^^*)?
店内は沖縄からのの温かでゆるやかな風が吹き込んで、ほっこりとしております。今日は、はじめましてのお客様もお迎えして、なごやかな一日でございました。どうぞご来店もお問合せも、ご遠慮なくゆるりとお気軽にお待ちしております。
※店主の脚の不自由さに、ご来店下さった皆さまを驚かせてしまっておりますが、まったく元気です。動きが少し遅いだけで、ちょっと笑えますが、他は何でも通常通り!お気遣いなくお申しつけ下さいませ(^^)/
*今週の営業時間*
2/17(水)19(金)20(土)11:00~18:00通常営業
2/18(木)11:00~17:00閉店
(日曜・月曜 定休日)
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