2021年2月10日
2/11(祝・木)~2/20(土)
琉球のやさしさあふれる染織物展
開催いたします
久米島紬・琉球絣・与那国織
首里織・琉球紅型
読谷山花織・南風原花織
(期間中対象商品お仕立てサービス!)
春が待ち遠しい頃となりました。
今週~来週いっぱい、南国のあたたかな風を感じて頂けますように、沖縄の染め織り物をご紹介してまいります。
王朝文化の元で高い技術を育んできた染め織物たち。その伝統的で細やかな独特の技術もさることながら、豊かな彩りに満ちた幸せの染め織物は多くの着物ファンに愛され続けています。
沖縄ならではの、素晴らしい繊細な技術力、どこかほっとする温もりが、わたしたちの心を癒してくれます。
コロナ渦まく日々の疲れた心をやさしく包む染め織物たち。
この度も、店内はもちろん、こちらのブログでも日々ご紹介をしてまいります。
ご自宅への事前確認(2/20以降)お届けも承りますので、どうぞお気軽にお問合せ下さいませ。
結いの心が結ぶ幸せの織物「久米島紬」
日本の紬の原点ともいえる久米島紬、国の重要無形文化財にも指定されている織物です。紬のお手本ともいえる素晴らしい風合い、島に自生する植物、大地の泥を使った染めは紬ファンの心を捉えて離しません。
日本のかすりの源流「琉球絣」
沖縄には様々な織物がありますが、その最大の生産地が南風原町で作られる琉球絣です。琉球王朝時代の伝統文様「御絵図帳(みえずちょう)」にある約600種類の図案を組み合わせて心安らぐ魅力的な柄が織りだされています。また、南風原で織られる花織は、近年伝統的工芸品として認められました。
日本最西端の孤島の織物「与那国織」
日本最西端の孤島、与那国島で作られる与那国花織は、生糸を使ったサラリとしたやわらかでお洒落な織物です。単衣にもおすすめです。格子柄を組み合わせた花織で、花(星)と呼ばれる四角い点の集まりが散りばめられているのが特徴です。島に自生する植物染料を用いて全工程手作業。こんな織物があったのだ、とキュンといたします。
洗練された品格を感じる「首里織」
首里は王朝の中心地であり、古くから王族への貢物が盛んにつくられてきました。首里花織は他の浮き織とは一線を画す美を放ち、首里道屯(ロートン)織は王家や士族階級の織物だけあって、数ある浮き織の中でも格別気品のある美しい仕上がりです。洗練されたお洒落が素敵な織物です。
(首里綜絖花織の名古屋帯)
(首里ロートン織の名古屋帯)
鮮烈な色彩が魅力の「琉球紅型」
沖縄を代表する染色技法で、着物ファンならばぜひラインナップに加えたい琉球紅型。鮮やかな色彩を駆使して、沖縄の自然や風物が豊かに描かれています。色づかいの組み合わせの妙、生き生きと命を育む自然の恵みに、どうぞしばしうっとりと見入って頂きたいと思います。
星々のきらめき「読谷山花織」
沖縄の織物の特徴の一つ「花織」。ことに読谷山花織は、花織の中でも際立った美しさを放つ織物です。糸を浮かせて花びらのような柄を作る浮花織は、まるで南国の空に煌くお星さまのようです。南方から海を渡って伝わってきた、ロマンあふれる織物です。
(読谷山花織の着尺×読谷山花織名古屋帯)
おまけ
夏の琉球絣×宮古上布の夏帯
2/11(祝木)から、店内で華やかに展示いたします。
※期間中のブログでは、店内ご紹介の作品を、できる限り全てご覧頂けるように撮影してご案内してまいります。お値段などはどうぞお気軽にお尋ね下さい。毎日楽しみにご訪問下さいましたら嬉しいです。
店内ではほっこり賑やかに展示いたします。明日は、お天気に恵まれたあたたかな休日となりそうですので、どうぞ気分転換かねて、お散歩にいらっしゃいませんでしょうか?
店内の感染対策は抜かりなく行っております。ご安心くださり、休日のご予定に加えて頂けましたら嬉しいです。
お目にかかれますのを楽しみにお待ちしております。
おまけのおまけ「丹後木綿」
沖縄とは関係ありませんが、さらさら艶々とした木綿のお着物です。木綿とは思えない滑りの良さ、心地の良い肌ざわり。もちろんお家洗いできて、在宅ワークにも、和裁勉強中の方にも良いかなと。こちらはお仕立てサービス除外品ですが、反物価格44,000円(税込)で期間中のみご案内してます(*^^)v
*今週の営業時間*
2/11(木)13(土)11:00~18:00
午後6時以降のご予約もお受けできます
2/12(金)11:00~17:45閉店
(定休日:日曜日・月曜日)
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