2021年1月15日
※1/16(土)11:00~18:00 通常営業
さて、新しい年となって半月が過ぎました。今年はお正月に浸れる気分でもなかったから、なんだかピントこない感じかもしれませんね(-_-;) ただ寒さだけが身に沁みるワなんて方も多いかもしれません。一年で最も寒い時期でございます。春まではもう少しだけ待たねばなりませぬね。。。
「春」という文字は、日は太陽、上の部分が草木。太陽に温められた地中に草木が根を張り、そして芽吹く様子をあらわしているのだとか。
しかし一方、ある言語学者が「古代人は冬が去って、万物が晴れやかに開ける時を「晴る(はる)」と呼んだのではないか」との説を唱えられたそうですが、なるほど、今の私たちには、その説の方が嬉しい気がします。
だって何しろ「晴れやかに開ける時」こそ、今私たちが待ち焦がれている時なのですから!
ということで、本日は“晴れやかに開ける春”を願う、桜柄の染め帯を、これまた桜の江戸小紋でコーディネートしてみました。
友禅染め帯「しだれ桜芽柳に月」
淡いグレージュ色の地色に、なんとも優美なしだれ桜。桜の枝と絡み合う柳の葉っぱも芽吹き始めました。月に照らされた枝がふんわりとした風に揺れる様に心奪われます。
春の日が暮れ月が昇り始める頃、しだれ垂れる桜の枝が夕べの光に照らされて、それはやがて月明かりに変わり、ほのかに輝く様子を心に留めおきたくて、帯に写しましたという感じ、とても素敵な作品です。
夕光(ゆふかげ)の なかにまぶしく 花みちて
しだれ桜 輝きを垂る(佐藤佐太郎)
3月4月の季節限定の帯ではありますが、だからこそ心に沁みる作品です。季節を愛でるのに桜を外してはいけませんね。桜咲くからこその「開ける春」でございます。
コーディネートの江戸小紋は「桜花びら」(鉄色)の見本キレです。
桜を描いた帯は多くございますが、この作品は大人の情緒たっぷりの作品です。シックな色合いのお着物にあわせると通好みの装いをご堪能頂けます。
さくら色の江戸小紋「小桜」文様の見本キレにあわせてみました。
はんなりとしたお色のお着物にも、大人っぽく春を装う、香り立つような美しい装いをお楽しみ頂けます。
桜文様の中では一番人気の「小桜」です。
前帯はこんな感じです。
「桜花びら」の江戸小紋、こちらは春の芽吹きのような若々しい黄緑色の見本キレです。春らしいお色は心を晴れやかに開放してくれそうです(*^^*)
※本日ご紹介しました友禅染め帯「しだれ桜芽柳に月」は1/30(土)まで店内にてご案内しております。お値段その他はどうぞお気軽にお問合せ下さいませ。
(前帯)
夕方になると随分と冷え込んでまいりました。なのに明日のお昼間はグンと気温が上がるのだそうです。寒暖差がありますので、どうかご自愛くださいまして、良い週末をお迎えくださいますように。
明日の土曜日は、通常通り午後6時まで営業しております。お散歩かたがたお出かけの際には、お気楽にお訪ね下さいますように(*^^*)
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