2020年12月8日
この季節に手に取ると、それはまるで雪が降り積もり、かすかに光を輝かせるような、美しい織物です。
でも、白ではなくて、栗の皮で染めた草木染め。画像でお伝えするのがとても難しいのではありますが、うっすらと茶味がかった、何とも言えぬ甘さと渋さのある、天然の色合いに気持ちが解けていくようです。
三才山紬(みさやまつむぎ)ロートン織。
※反巾1尺5分
秋に入荷してから、サイト未掲載でしたが、ようやく撮影に取り組みました(*^^*)
時々お問合せを頂く「三才山(みさやま)紬」ですが、その生産量は大変に少なくて、出会う機会も少ない織物です。何しろ、信州三才山にのたった一軒の工房で制作されているのですから。
工房のある山でとれる草木のみを用いて糸を染めます。こちらは栗の皮。微妙なさじ加減で同じ色を用いても染まり具合が異なります。これほど美しい色を出せるのは、たった一軒の工房、横山さんならではです。ほのかに染まる自然の恵を優しく織り上げた作品です。
何色?と言われると難しいのですが、決して白ではなく、アイボリーではなくて何か自然色が混じっている感じ、生成りよりもう少し落ち着いた薄茶色っぽくて、でも茶系ではない!
それ何?って言われると、やっぱり栗の皮の草木染め(*^^)v
何しろ、このレースのようなロートン織が大変美しく、織り目は光を浴びて白く輝きます。紬なのにドレス感のある、とにかく素敵な織物です。
※三才山紬「ロートン織」商品ページに掲載しました⇒こちらクリック
この季節に見ると、まるで雪が舞うような美しさを感じます。
さらりとした風合いの三才山紬は、単衣仕立てもおすすめしておりますが、タテ糸には真綿を織り込んでいますので、ほっこりと袷仕立てにしても気持ちよくお召し頂けます。
本日は、季節のコーディネート✨で、刺繍名古屋帯「クリスマスリース」をあわせてみました。
お洋服やドレスの方の多いパーティでも、こんな装いならばきっと褒めて頂けそうです(*^^*) 現代の街並みに美しく馴染む、気持ちの弾むコーディネートでございます✨
今日は随分と気温が高めで、お昼間は汗ばむくらいでした💦
とはいえ、少しずつ、空気にも冬の匂いが混じり始める12月。わたくし事ですが、年末になるとどこかしら調子を崩しがちで、朝から腰痛に悩まされておりますが(^^;)、そろりそろりと過ごしつつ、穏やかな年の瀬を迎えたいなと思います。
今週はまもなく、セール❣のご案内を始めますので、また楽しみにお付き合い下さいませ(*^^)v
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