2020年11月11日
今日はとっても良いお天気でした。晩秋の心地よい季節をご堪能頂いていますでしょうか?
ただ今お店では~11/18(水)まで
帯屋捨松&気軽な八寸帯展
※期間中お仕立て無料サービス
ということで、期間中ご案内のお品の中から、本日は、装いの景色が変わる、帯屋捨松さんの袋帯をご紹介いたします。
※お値段など、どうぞお気軽にお問合せ下さい。
《袋帯 ホータン更紗》
ホータン?それはシルクロード西域南道沿いにあった仏教王国のこと。砂漠の中のオアシス都市でした。数世紀にわたり仏教の中心地として栄えたホータン王国は、織物の盛んな都市でもありました。ホータンには数多くの寺院があり、エキゾチックな文様がシルクロードを経て日本へと渡来したのでしょう。そんな歴史を耳にして、改めてこの帯を見ると、悠久の浪漫を感じますね。
墨紺色シケ染めの小紋にあわせてみました。
モダンなように見えて、仏教美術の香りのする、心安らぐ帯。シックな小紋にあわせても、派手さよりも心地よさが拡がります。
《袋帯 ヘンカルモール》
インドの西に位置するベンガル。伝統的な織物の文様をモール織で再現した、立体感のある情緒豊かな帯です。シックな装いにも合わせやすく、お洒落なコーディネートがとても上手に叶います。心地の良い色づかい、異国情緒のある繊細な文様、時を超えて楽しんでいきたい作品です。
墨黒の友禅小紋「胡蝶蘭」にあわせてみました。
落ち着きのあるコーディネートですが、胡蝶蘭の華やかさと、帯の豊かさがとても良く似合いました。
《袋帯 ミノア文様》
地中海に浮かぶ島クレタ島にて、紀元前に栄えた「ミノア文明」。なんとまぁ、本日も捨松さんにエキゾチックな旅に連れて行かれているようで、ワクワクしますね。紀元前2000年ともなると、もう神話の世界でございます。土器や宮殿に描かれた優美なデザインを模してつくられたのだと思います。創作の眼は、世界へそして紀元前へと広がります。
白藤色の友禅小紋「胡蝶蘭」にあわせました。
和装なのに、どことなく、神話の中の女神のドレスのように感じます(^^;)
《袋帯 菊の園》
シルクロードを経てインドからエーゲ海へ、そして、日本へと戻ってまいりました(^^;)
菊の花が満開。帯いっぱいに咲き誇る色とりどりの菊の園です。黒地なのですが、華やかな菊のおかげで、地色を感じさせないぐらいですが、黒地だからこそ、菊の花が引き立つのです。菊は日本の花。お祝いごとや特別なお出かけにぜひお連れ下さいませ。
墨茶の付下げにあわせました。
シックな色合いの着物にも良く似合う、菊の園。晴れやかな気分にさせてくれる帯です。
いかがでしょうか。
捨松さんの独特の世界の中に浸りこむと、お洒落の視野がグンと拡がります。今だからこその出会いを大事にしたい、ぜひお目にかけたいお品たちです。
明日は、少し趣を変えて、「すくい織」の可愛い帯たちをご案内予定です。明日もどうぞ楽しみに、お訪ね下さいませ。
お値段その他、お問合せはどうぞお気軽にお願いいたします。
※ご来店が難しいなと思われましたら、「事前確認お届けサービス」も承っております。どうぞお気楽にご相談下さい。
*営業日・営業時間*
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